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【TONY・BLACK(ブラック)】
¥120,000
予約商品
2024年8月28日、13ジゴロ受注受付開始! ~ゲンザ革ジャンを見せびらかしましょう~ 2024年8月28日 TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK(GTG PRODUCTS) GTG PRODUCTSが放つ、史上最強のU.K.スタイル・シングル革ジャン。その名も「TONY」。 GTG PRODUCTSによる革ジャンのリリースが始まり、今季で6年目となった。長い様であっという間だった。 「1シーズン(1年)に1型(モデル)をリリース」して来たので、今季で6型目となる。シングルライダースという点で言えば、初代モデル「SIMON」に続き2型目だ。 「あれ?意外とそんなもん?」くらいの感覚もあるが、Gジャンタイプの「BRIX」やブルゾンタイプの「VINCE」はシングルライダースとして括るのはちょっと違う。 さて、毎度の事ながらこの文章が長くなることは分かっている。という訳で今季の特別事項を先に記す。 【GTG PRODUCTSとNEVERTRUSTのコラボver.】 千駄木のY氏こと、NEVERTRUSTデザイナー、その直営店であるHERBERTS STOREオーナーのヨッシー。年齢も近く趣味嗜好も共通点が多い正にマブダチだ。 2023年1月と8月に、その「HERBERTS STORE」にてゲンちゃん祭りの名のもと、ゲンザ革ジャン展示受注会を行った。それはいわゆるポップアップ的な催しだった。 その2回を経てゲンザの心の中に芽生える何かがあった。空間だけではなく、ちゃんと形に残る方法でNEVERTRUST、もといヨッシーと何かを製作したいという気持ちだ。 NEVERTRUSTというブランドにおいては特に革ジャンのイメージは無かろう。けど、きっと革ジャンで何か一緒にやれるはずと信じて疑わなかった。 今季のゲンザ革ジャン「TONY」はコラボの為にデザインしたモデルではない。あくまでいつも通り「ゲンザが今欲しい革ジャン」を作ったまでだ。しかし、自然な流れで「あ、これはヨッシーと一緒に何か出来る」と感じた。松田聖子以上に「ビビビ」と来た(聖子ちゃんのビビビ度合いは知らんけど)。 「良い話があるぜ!」、そう言ってヨッシーに話を持ち掛けた。そしてヨッシーはその話に乗って来た。オッケー!そう来なくっちゃ! ベースのデザインは一緒だが、見えない箇所にNEVERTRUSTエッセンスをぶち込んだ。ヨッシーチョイスでブリティッ臭pung-pungなストライプ生地を裏地に採用した。そしてゲンザですら想定外だった、ポケットの袋布にまでヨッシーはストライプを採用した。呆れるほどに本気だ。そう、こうやって出来上がったのが今回のコラボモデルだ。 この一着の登場で「HERBERTS STORE」での展示受注会の意味合いが全く違う物となる。そして2024年8月24日、25日に行われた展示受注会は、単なるポップアップ、間借りではない、本当の意味での「コラボレーション」となった。 【GTG PRODUCTSとThe Vintage Gardenのコラボver.】 今までリリースして来たゲンザ革ジャンは、ある意味「全てTVGとのコラボ」でもある。しかし意外と明確に「コラボモデル」として打ち出しリリースするのは今回が初。 シンプルなシングル革ジャンにエポレット、そして前後ヨーク切替と袖にフリンジを搭載した、全部乗せ仕様。ある意味「U.K.ライダースの最終地点」的一着。 古着市場においてフリンジはカットされている事が多く、kang-ping(完品)の状態で見つけることはneng-neng kong-nang(年々困難)になっている。エポレットも然り。つまりこのTVGとのコラボver.は正に「マニア垂涎」の仕様である。 しかし誤解しないで欲しい。別にマニア層をターゲットにした商品ではない。逆に革ジャン未体験層に「何コレ?カッコいいじゃん!」くらいのノリで接して欲しい。そうなれば革ジャン市場の未来は明るい。 さて、ここからはいつもの感じで行こうか(笑) 個人的にシングルの革ジャンが大好きだ。「パンクでシングルの革ジャンと言えば?」の問いに、おそらく95%以上の人は「シドジャン」「シドが着ていたアレ」などと答えるだろう。それくらいインパクトもあり、認知されている。 じゃあ「次は何を、誰を思い浮かべますか?」でガクンと回答率は下がるだろう。ひょっとすると「他に誰かシングル着ていましたっけ?」くらいの反応だってあり得る。 ではここで好きな「シングル革ジャニスト」を挙げてみよう。あくまでもゲンザチョイスだ。 ・MICK JONES ・VIV ALBERTINE ・CAPTAIN SENSIBLE ・PON ・RAINY ・HOWARD BATES ・JEAN-JACQUES BURNEL ・TONY JAMES …おっと、早くも答えが出てしまった! そう、何を隠そう今季の新モデル「TONY」の名前の由来は「TONY JAMES」からである。とは言え、正直なところ、見た事のある写真はほんの数枚。しかも「GENERATION X」期には私が知る限りダブルばかりで、シングル革ジャンを着ていない。 1枚は「SIGUE SIGUE SPUTNIK」期、他の数枚は「SISTERS OF MERCY」期。中でもとりわけ個人的に思い入れがあるのが、やはり「SIGUE SIGUE SPUTNIK」期にTONY JAMESがシングル革ジャンを着ている写真が好きでたまらなく、今回のモデル名に「TONY」を引用した次第。 だからと言って、彼が着ている革ジャンの復刻品ではない。仮に復刻するにしても、資料が少な過ぎる(苦笑)。ちなみにTONY着用分は恐らく「mascot」製。ディテールから察するに間違いない。意識的かつ積極的にこのブランドの革ジャンを選んだとも思えないが、このチョイスにも渋みを感じずにはいられない。 で今回のシングル革ジャン。 ある革ジャンとの出逢いの話をしよう。 友人...いや、革ジャン仲間、いや、そういう意味で言えば「同志」か?名古屋にジュリーという男が居る。革ジャンを作り、革ジャンを直し、そして革ジャンを探して世界中を飛び回る、モノホンの「革ジャンキチガイ」である。 そんなジュリーが営む名古屋は大須の「NEON LEATHER GARMENT」にある日、極上の一着が入荷した。「BELSTAFFのフリンジ付きシングル革ジャン(以下BELSTAFFシングル)」だ。モデル名は「DALLAS」。 ジュリーが海外に革ジャン探しの旅に出て、そこで見つけた革ジャン達をInstagramのストーリーズに片っ端からupしていた。その中にその革ジャンも居た。以前から欲しかったモデルでもあり、一瞬で心を奪われた。こうなると、もうダメだ。ジュリーが帰国し、その革ジャンがONLINE SHOPに掲載されるのを待ち望んだ。 そしてupされた。そこでサイズや価格を知る。サイズはOK。気持ち大きいくらいだったが、むしろそのサイズ感は最近の好みだ。そして気になるお値段。決して安くはないが納得のお値段。購入を決意した。そしてズバリ「13(サーティーン)」万円を振り込んだ。 ジュリーが迅速に対応してくれた事もあり、翌日その革ジャンが自分の手元にやって来た。素晴らしい一着がワードローブに加わり、私の革ジャニスト人生に彩りを添えてくれている。 自分で革ジャンを企画・販売する様になった今でも、当然常に欲しい革ジャンは存在する。これは革ジャニストにとって「生きる糧」であり「生きた証」でもある。 そして手に入れたBELSTAFFシングル、ガシガシ着まくっている。「ヴィンテージだから大事に着る」とか「高額で買ったから丁寧に扱う」、そういった概念は自分には無い。洋服、とりわけ革ジャンに関してはそうだ。「雨の日には着ない」なんて声を聞くけど、むしろ逆。雨の日こそ革ジャンを着るべきだ。 Instagram等に見受けられる「革ジャンのエイジングが~」とか「育ジャンが~」とか言っている人に限って「帰り道に革ジャンが雨に打たれてしまい…」と物凄く心配しているのを見掛ける。ズバリ言おう。そういう人は革ジャンを着るべきではない。おっと、これは暴言か?革ジャンにも人それぞれの楽しみ方があるのだから、自由だ。きっと「ゲンザにとっての革ジャン」と「その人にとっての革ジャン」の存在価値が違うのだろう。 ちょっと話が逸れた(苦笑)。 2023年11月18日、友人夫婦の結婚パーティーが行われ、その司会を務めた。この晴れ舞台の衣装にも「BELSTAFFシングル」をチョイスした。派手過ぎず地味過ぎずのベストチョイスだ(ザ・自画自賛)。 友人とは、このテキストの最初にも登場した、ブランド「NEVERTRUST」デザイナー、そしてその直営店「HERBETS STORE」オーナーのヨッシー、そしてSTIV BATORS私設ファンクラブ「BATORS MADNESS」、そして当時はまだ開店していなかったが、現在はティーサロン「Nevermore」を営むアイちゃん。この吉田夫妻だ。 この二人の結婚パーティーで司会、そして余興でバンド演奏をした。この日の帰りに手渡されたお土産(引出物)の中に小さなピンバッヂがあった。メモリアル革ジャンに仕立てるべく当日着ていたBELSTAFFシングルの胸元にそれを付けた。そして後日、二人に革ジャンにサインを書いてもらい、よりメモリアル度がアップした。 この事実からしても、今回ヨッシーの「NEVERTRUST」とのコラボレーションに至ったのは必然の流れだったのかも知れない。 個人的見解だが、U.K.ライダース好きにとって「フリンジ付きシングル革ジャン」は、一つの最終地点の様な気がしている。言うまでもなく「革ジャンの旅」に終着駅など無いのだが、このタイプは「重要ターミナル駅」そんな位置付けだ。 「TONY」のデザインに触れよう(やっとかよ?笑)。 フリンジはさておき、大枠で言えば「胸に切り替えの入ったシングル革ジャン」。当GTG PRODUTS「SIMON」以上にシンプルなデザインとなる。胸に切り替えが無い、よりシンプルなデザインもこの世には存在するが、胸に切り替えが入るだけで一気にメリハリが生まれ、締まった印象となる。かつ、カスタムベースとして考えた際、その切り替えをガイドラインにバッヂ、パッチ、スタッズでの装飾する事で、より引き締まった印象となる。 そんなシンプルなデザインの中、一際目を引くであろうディテールが身頃の三つのジップポケット。そう、俗称「小の字」と呼ばれるジップの配置。漢字の「小」の様な配置から、そう呼ばれている。最初にその名称を活字で見たのは、名古屋「ELECTRIC」のカタログだった様な気がするが、もはや定かではない。 このジップ配置は今回の目玉ディテールだ。今まで幾多のブランド、ショップが小の字ジップの革ジャンをリリースしてきた。ダブルは今や定番。時にその亜流的に「小の字シングル革ジャン」も存在したのも事実。 今回ある意味、その亜流の海に果敢に飛び込んだ…なんて言うと「悪いけど、俺、周りとか関係無く飛ばしちゃう系なんで!」といきがっている様に聞こえるかも知れない。けど、それは違う。全く別のアプローチから来ている。それは何か?そう、映画「シド&ナンシー」アプローチだ。 映画「シド&ナンシー」のナンシー(以下「映画のナンシー」)が着ている革ジャンにフォーカスを当てる。 70年代、80年代に生産された「小の字ジップ革ジャン」のそのジップポケットは大体において玉縁無しの10号ジップ(俗称デカジップ)、もしくは5号ジップ、いずれにせよ「フラットなプラー」の物が多く、ボールジップの小の字は少ない。そう、無い訳ではないが、少ない。 前述の様々なブランドやショップからリリースされた小の字ジップ革ジャンは、軒並みデカジップが採用されている。その理由は分かる。作り手側からすると、容易にLEWIS LEATHRS #391 LIGHTNINGに代表される「玉縁+ボールジップ」のいわゆる「ロンジャン」との差別化が図れる。 かつ、むき出しのジップはそれらには無い、よりハードな雰囲気を演出してくれる。この様に「ちょっとハードな見た目」と「ちょっと人とは違うぜ感」から今や「パンクの革ジャン」としてはド定番の部類にまで昇りつめた。これにはパンクショップ「666」の功績も大きい(と思う)。 私が666勤務時に企画されリリースされた、666最初の小の字ジップ革ジャン「LJM-6」は、フロント以外のジップには全て5番ジップが採用され、デカジップのそれに比べれば「やや控えめ」な印象ではあるが、個人的には後の「LJM-12(全て10番ジップ採用)」より好きだ。その証拠に今も2着所有していて時々着ている。まぁLJM-12も1着所有しているが(笑)。 で、映画のナンシーが着ている革ジャンだが(やっとかよ?苦笑)、まず大前提として本物のナンシーは小の字ジップ革ジャンを着ていない。ナンシーに限らず、あの映画における服装の再現度の低さは今更言うまでもなく、逆にそれが「味」になってさえいる(と感じるのは私だけ?笑)。 もはや本人が着ていたかどうかなんて事は、この際どうでも良く、映画のナンシーの小の字ジップ革ジャンの着こなしは最高だ。間違いなく現代でも通用する、もとい、あれが今のパンケットのコーディネートの土台を築いたのではないだろうか?というくらいに完璧だ。 その映画のナンシー着用の革ジャンが「ボールジップで小の字ポケット」なのである。 とにかくあの佇まい、そして革ジャンが好きで、今回の「TONY」には「ボールジップで小の字ポケット」という仕様を採用した。 そして...あぁ、だめだ...いくら書いても書いても書き切れない。伝えたい事が多過ぎる。気が向いたら追記しよう(結局まだ書くのかよ!?苦笑) 今や映画も倍速で再生され、曲の前奏は飛ばして聴かれてしまうこのご時世。 そんな先走り気味なこの時代に、ただただ革ジャンが好き好きでたまらないオッサンの長々としたこの文章を、ここまでお読み頂いた事に感謝し、今回も自信たっぷりな一着を、皆さんにもこうやって紹介出来る日が訪れた事を誇りに思う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜以下、ご注文方法など〜 GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 U.K. STYLE CENTRE ZIP LEATHER JACKET 「TONY(トニー)」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、岐阜〜愛知を拠点とする、信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、「史上最強のU.K.シングル革ジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 GTG PRODUCTS ver. ※裏地はワインレッド、ポケット袋布はブラック 120,000円(税込) NEVERTUST x GTG PRODUCTS ※裏地とポケット袋布がストライプ 120,000円(税込) The Vintage Garden x GTG PRODUCTS ※フリンジとエポレット付き。裏地とポケット袋布がゴールド 130,000円(税込) 「素材」 国産カウハイド(茶色の牛革) 「なめし」 クロムなめし 「サイズ展開」 34,36,38,40 34:胸囲95 肩幅42 着丈59 袖丈59 裾囲87 36:胸囲100 肩幅44 着丈60 袖丈60 裾囲92 38:胸囲105 肩幅46 着丈61 袖丈61 裾囲97 40:胸囲110 肩幅48 着丈62 袖丈62 裾囲102 (多少の誤差はご了承下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月から2ヶ月(工場の混み具合により異なります) 「ご注文方法」 以下の方法にてご注文下さい。 ・GTG PRODUCTS ONLINE SHOPのご注文フォームから ・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接(およびONLINE SHOP) ・千駄木HERBERTS STORE(NEVERTRUST直営店)店頭にて直接(およびONLINE SHOP) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜以下、ディテール紹介 by ゲンザ〜 「革の質感」 硬過ぎず、柔らか過ぎず、革ジャンとしてのang-sing-kang(安心感)を保証する約1.2mm厚。これをひとつのスタンダードとして現代の革ジャン・シーンに提案させて頂きたい。 「背中のはぎ」 肩にヨーク切り替えの二枚仕立て。贅沢な仕様である。分かるかな?動物の革は面積が広くなるほど、傷やシワが入り込んで来る。それを避けて極力広い面積の革を確保するのは至難の技。つまり、これは上質な革である証だ。 「スクエアパッチポケット」 左上腕部に搭載された正方形のパッチポケット。由緒正しきブリティッシュ仕様。 「大きめのロコバックル」 サイド・アジャスト・ベルトに使用されるロコバックルは、ポピュラーな大きさのおよそ1.5倍の大きさ。オリジナルから継承する事で未来に繋ぐ。と同時にサイド・アジャスト・ベルトの太さも自ずと太くなり、その存在感を遺憾なく発揮する。 「長めのサイド・アジャスト・ベルト」 革ジャンにおいて、ベルトやストラップが垂れ下がって来るのが一つの醍醐味である。だがしかし、現在市場に流通するU.K.ライダースのサイド・アジャスター・ベルトの多くは短く、いくら着込んだとて、垂れ下がるほどの長さが無い。当GTG PRODUCTSの革ジャンにおいては、予めやや長めにデザインしてある。垂れ下がった特に2つの影が重なり合い、愛が生まれた日となる。自然に垂れるのを待つも良し、意図的に癖づけして垂らすも良し、各々のスタンスでお楽しみ頂きたい。 「内ポケット装備(左右)」 表に見える身頃の2つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、タバコ、ハンカチ、ティッシュペーパー、フリスクなどなど、何でもかんでもブチ込んで欲しい。青森エリアにお住まいの方なら工藤パン謹製「イギリストースト」を左右内ポケットに忍ばせ、合浦公園あたりに繰り出すのも良いだろう。そんなアナタを私はzeng-meng的に応援する。 「ムシ見せ気味の身頃のジップポケット」 本来、革ジャンの機能面で言えば、ジップのムシは両玉縁で極力隠れるべきだろう。しかし!しかしだよチミ!ここはひとつシド着用分に倣い、ムシは見せる方向でデザインした。実際のところ、古着ゆえ玉縁がめくれているパターン、そして縫い子のクセで玉縁が離れ気味なパターンなど様々な要因が考えられる。しかし、当GTG PRODUCTSでは意図的にそれを再現した次第。 「玉縁周辺のアタリ」 意外と見落としがちなのがヴィンテージU.K.革ジャン「玉縁周辺のアタリ」だ。当GTG PRODUCTSではそのアタリを再現すべく、玉縁の革を意図的に段違いにした。着込んで行く事により、徐々にアタリが浮き出て来る仕掛けだ。 以上、長文失礼しました(笑)。 よろしくお願いします! 価格:120,000円
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2024年2月14日・受注開始【茶色のSIMON】
¥130,000
予約商品
2月2日、SID VICIOUS、45回目の命日にメイン・ヴィジュアル公開 2月14日、St.Valentine's Dayに受注開始 ~BITTERでSWEETな初期シドジャン登場~ GTG PRODUCTSが放つ、史上最強の初期シドジャンに新色登場。 その名も「ガーナ・ブラウン」。 革ジャンという目線で言えば茶色は決して珍しい存在ではない。例えば軍物のA-2、G-1、B-3といったポピュラー勢はもれなく茶系。その系譜とも言える紳士レザーブルゾン類にも茶系は多数。 ところがライダース・ジャケットというカテゴリーになると、突然なりをひそめる。無いワケではない。ある。ただ、少ない。黒がメインなのは当然。ただ「革製品」と考えた時、本来ならその次にラインナップされるべきは茶だと思う。しかし、いま現在そうではない理由には以下の原因が挙げられる。 日本国内において、この20年ほどでライダース・ジャケットのメインストリームは「アメリカン」から「ブリティッシュ」へと移行した。かつてはコアなCAFE RACERやPUNK ROCKERなど、一部のU.K.嗜好の強い人しか着ていなかったLEWIS LEATHERSやHIGHWAY MAN、そしてそれらを日本人向けにアップデートした666に代表されるU.K.ライダースが、SchottやVANSONといったアメリカ勢以上の人気となり「ライダース・ジャケットと言えば(俗称)ロンジャン」という状況になったのだ。 じゃあ、そこに色の件がどう関与するのか? ロンジャン・ブームの大きなきっかけとなったのが「ブルーの(LEWIS LEATHES #441)CYCLONE」である事は間違いない。そして、最もメディアへの露出度が高かった色こそが、ブルーであったことが決定的にブームに拍車をかけた。今まで見慣れなかったCYCLONEのそのシンプルでseng-rengされたデザインにカラーレザーは非常にマッチし、注目度は急激に高まった。 よりアンダーグラウンドでコアな層においては、雑誌「BURST」における一連の鋲ジャン特集などで露出した、タコスU.K.坂本氏、TAKACHO LONDON氏のカスタマイズされた青ジャンの影響力も絶大であった。 ブルー、ターコイズブルー、ダークブルー(ネイビー)を中心に、レッド、グリーン、イエローといった「色ジャン旋風」が巻き起こり、オリジナルには存在しないピンクやパープルにまで派生した。これにおいてはブランド「RALEIGH」の影響も大きい。 こうして日本国内における、特に音楽好きの層におけるライダース・ジャケットはU.K.ライダースが主流となり、カラーと言えばブルー系が主流となっていった。 この一連のブームの時期、私ゲンザは前述のPUNK SHOP「666」に勤務しており、正にブームの渦中に居た。更には当時666(会社名「FACE INTERNATIONAL」)はLEWIS LEATHERSの日本代理店であった。そう、つまりは「666にはオリジナルの革ジャンとLEWIS LEATHERSの両方が同じ店内で売られていた」のである。これは恐らく現在40歳以上のパンク、ロック好きの方には周知の事実かと思う。私はこの一連の流れを「日本で一番知る男」と言える(多分)。 そして現在もその流れは続き、色ジャンのメインはブルー系である。 じゃあなんで、今回ブラウンを出すのか? 答えはkang-tang。「自分が欲しかったから」である。 ただし、「メインストリームに対してのアンチテーゼ」とか「他に無いなら俺がやってやるぜ!」的な「鼻息荒い系」ではない事をここにseng-gengする。 ブラウンレザーにはどうしてもゴールドパーツを採用したかった。これもぶっちゃけ自分の好み先行型。 そこにグリーンの裏地。これはやや冒険だったが、やはり長年の経験と実績からか完璧なコンビネーションとなった(ザ・自画自賛) ここに一つ余談を記す。666勤務時、LEWIS LEATHERS「#551 DOMINATOR」を社販し着用していた。もちろん666オリジナルの同デザインの革ジャンも着ていたが、それはそれ、これはこれ、それぞれの魅力があった。666では13年ほど働いていたので、どちらもその間にリニューアルやヴァージョンアップを繰り返した。 そんな中、私が着用していたLEWIS LEATHERS「#551 DOMINATOR」のジップ類は、何故かやや黄色味を帯びた金属であった。素材までは覚えていない。色味はそう、極端に言えば「ややゴールド」だった。そこを逆手に取り、あるカスタマイズを思い付く。「金の鋲でシドジャンにしよう」。ジップの金属色に合わせ、金のスタッズで初期シドジャン・カスタマイズを施したのだ。それなりに気に入って着てはいたが、中々危険な仕上がりで、まるで「仏壇」の様だった。この仏壇ジャンは後にスタッズは全て外し、更に後には売却。もう手元には無い。 そんな忌まわしい過去を経て今回、晴れて(?)ゴールドパーツの初期シドジャンがリリースとなる。 そんな自信たっぷりな一着を、皆さんにもこうやって紹介出来る日が訪れた事を誇りに思う。 2024年2月14日 GTG PRODUCTS SWEET GENE the GIGOLOCK 〜以下、商品説明〜 受注生産商品 GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 1976 SID VICIOUS STYLE CENTRE ZIP LEATHER JACKET 「SIMON」 シド・ヴィシャス没後45年、シドが1976年から1977にかけて着用していたレザージャケット(以下「初期シドジャン」)をデザインベースに、これはそのアップデート版である。 その名も「SIMON(サイモン)」。由来は...分かるよね? 監修は初期シドジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、岐阜〜愛知を拠点とする、信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、「究極の初期シドジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 130,000円(税込) 「素材」 国産カウハイド(茶色の牛革) 「なめし」 クロムなめし 「サイズ展開」 34,36,38,40 34:胸囲95 肩幅42 着丈59 袖丈59 裾囲87 36:胸囲100 肩幅44 着丈60 袖丈60 裾囲92 38:胸囲105 肩幅46 着丈61 袖丈61 裾囲97 38:胸囲110 肩幅48 着丈62 袖丈62 裾囲102 (多少の誤差はご了承下さい) 「販売方法」 完全受注生産 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜以下、ゲンザ・テキスト〜 何度でも言う。私は革ジャンが大好きだ。 バイクに乗る時にも革ジャンは着るけど、私にとって革ジャンはバイクウエアではない。じゃあ何か?「反逆者の目印」だ! …そうかな?(笑) 「人を見た目で判断するな」と言う。ツッパった格好しておいて、それは無責任だ。アウトローな見てくれを気取るなら、あくまで「見た目で判断して欲しい、だからこういう格好をしているんだ!」と胸を張って欲しい。そう、革ジャンを着ている理由はそこにある。 この世には無数の革ジャンが存在する。フェイクレザー使用の物まで「革ジャン」と呼ばれるご時世…間口が広まっているのは決して悪い事ではない。 ま、堅苦しい事は抜きにして、この革ジャンを楽しんで頂けたら幸いだ。 「革の質感」 硬過ぎず、柔らか過ぎず、革ジャンとしてのang-sing-kang(安心感)を保証する約1.2mm厚。これをひとつのスタンダードとして現代の革ジャン・シーンに提案させて頂きたい。 「革の色」 茶色。GTG PRODUCTSにおいては「ガーナ・ブラウン」と命名。日本を代表するチョコレートからの引用であることは言うまでもない。それを2月14日にリリースする、そんな遊び心を忘れずにいたい、51の夜。 「金属パーツの色」 ゴールド。ブラウンとの相性を重視。この2色の組み合わせは、もはやロックンロールの域を超え、ある意味ハイブランド的な領域へと突入している様でもあり、A-2に代表される革製フライトジャケットの系譜とも捉えられる。その受け取り方は人それぞれ自由でありたい。 「裏地」 グリーンのサテン生地を採用。これはブラウン・レザーとの相性を重視したと同時に、ブリティッ臭(しゅう)をpung-pungに漂わせる組み合わせを意識した。鋭いアナタはお気付きか?そう、シド・ヴィシャスも敬愛したロッカーのひとり、あの「JOHNNY THUNDERS」が着用したSEDITIONARIES「BONDAGE BOOTS」、そのカラーリング(ブラウンレザー×グリーンキャンバス)を想起させる、究極の破滅型コンビカラー。ちなみに同ブーツはTHE CLASHのMICK JONESも着用。かなりマヴい顔ぶれだ。 この一着のカラーリングに関しては「一般的なU.K.ライダース」であるとか「シド着用分」といった概念は抜きで考えたい。 「背中のはぎ」 オリジナルに倣い、はぎの無い一枚仕立て。これは非常に贅沢な仕様である。分かるかな?動物の革は面積が広くなるほど、傷やシワが入り込んで来る。それを避けて極力広い面積の革を確保するのは至難の技。つまり、これは上質な革である証だ。 「片玉縁ジップポケット」 今まで複数メーカーの初期シドジャンモデルの革ジャンを着てきた。666製、LEWIS LEATHERS製、その他諸々製、B級コピー商品までも…だ。 この革ジャンのデザインの特徴の一つに「身頃に配された4つのポケット」がある。とりわけ、手をズボッと入れられ、かつ、そうする事でちょっと不良な気分に浸れるのが、左右腰に配されたハンド・ウォーマー・ポケットだ。本来、ジップが無い故に、手の出し入れが容易。 しかしその反面、最大の難点がある。それは「物を落とし易い」、すなわち、物を無くし易い。このポケットにタバコ、そして携帯電話を入れていて、気付いたら無くなっていたという人も多いだろう。私もその一人だ。この様に実際着て来た人間による改良こそが、本当の意味での「アップデート」と言えよう。 オリジナルのデザインを踏襲し、かつ弱点をフォローする「片方玉縁ジップポケット」は、このSIMONにおける最大の見せ場であり、かつ、何十年にも渡る、世界中のヴィシャス・クローンの悩みが解消される「発明」でもある。 そして、もう一つの難点。それは長年着用を続ける事で、このポケット口は広がってしまう。そして、広がった事でシルエットが丸みを帯びてしまい、全体的に野暮ったいフォルムになってしまう。この「野暮ったいフォルム」も「シド着用時の特徴」とも言えるが、ここは一つ「死ぬまで着られる革ジャン」を目指した上で、シルエットは極力キープすべく、この仕様を採用した。 「長めのサイド・アジャスト・ベルト」 シド着用分のサイズ感は意外と大きい。シドは背が高く、そんな彼が着丈が短く、かつ袖まくりをして着用している為に「小さいサイズを着ている」かの様な印象を受けがちだが、実際にはそうではない。大きいサイズであるが故か、左右両サイドのアジャストベルトはある程度絞ってあり、その先端が長く垂れ下がっている。SIMONでは絞らずしてその雰囲気を再現すべく、標準の状態ですでにやや長めにデザインしてある。自然に垂れるのを待つも良し、意図的に癖づけして垂らすも良し、各々のスタンスでお楽しみ頂きたい。 「内ポケット装備(左右)」 表に見える4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、タバコ、ハンカチ、ティッシュペーパー、フリスクなどなど、何でもかんでもブチ込んで欲しい。時にはコンドームを潜ませ、来たるべきチャンスを逃さぬ様にも心掛けたい。そんなアナタを私はzeng-meng的に応援する。長財布も楽々収納。500mlのペットボトルも収納でき、猛暑日に革ジャンを着用した際の熱中症対策もbang-zeng(万全)となる。 ※「猛暑日の革ジャン着用」は初心者にはお勧めしません。 「ムシ見せ気味の胸ジップポケット」 本来、革ジャンの機能面で言えば、ジップのムシは両玉縁で極力隠れるべきだろう。しかし!しかしだよチミ!ここはひとつシド着用分に倣い、ムシは見せる方向でデザインした。実際のところ、古着ゆえ玉縁がめくれているパターン、そして縫い子のクセで玉縁が離れ気味なパターンなど様々な要因が考えられる。しかし、このSIMONでは意図的にそれを再現してみた。また、見た目的に気付かない程度に少々の角度を付ける事で、物の出し入れがしやすくなっている。 プラス、意外と見落としがちなのがヴィンテージU.K.革ジャン「玉縁周辺のアタリ」だ。このSIMONではそのアタリを再現すべく、玉縁の革を意図的に段違いにした。着込んで行く事により、徐々にアタリが浮き出て来る仕掛けだ。 「タグ」 「SIMON」の為だけに用意されたタグ。全くもって贅沢な一着なのである。MADE IN JAPAN、純日本製である。 以上、長文失礼しました(笑)。 よろしくお願いします! 価格:130,000円
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【ADIOS・MIDNIGHT BLUE(ネイビー)】
¥130,000
予約商品
2023年8月24日、受注受付開始! 〜アディオス、その凝り固まった革ジャンへの価値観に別れを告げる〜 TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK (GTG PRODUCTS) GTG PRODUCTSよりゲンザ革ジャンver.2023の登場。 その名は「ADIOS(アディオス)」。 ADIOSは別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束...そう、まだほんの夢の途中なのかも知れない。 いや、そういう事を言いたいのではない。 固定概念にとらわれ過ぎた現代の革ジャン愛好家に捧ぐ一着。 そうこれは、その固定概念への「ADIOS」、つまりは決別表明と言える。 話が重苦しいな(苦笑)。 ゲンザ革ジャン5作目。昨年の「Davies(デイヴィス)」に続き「ダブル」である。 まず「ADIOS」をパッと見た時に受ける印象は「オーソドックスなロンジャンだな。」であろう。ここでのロンジャンとは「LEWIS LEATHERS」で言うところの「#391 LIGHTNING」系統の「身頃に垂直2つ、水平2つ、計4つのジップポケット、左右合計4本のサイド・アジャスト・ベルト付きU.K.ライダース」を指す。 今回、この「オーソドックスなロンジャン」というフィールド内で、どれだけGTG PRODUCTSらしさが出せるか?そこが大きなポイントとなる...と言いたいところだが、ハッキリ言って「らしさ」を出せるポイントがあるから当モデルのリリースに踏み切っている訳で、「惰性で年ひと型の革ジャンリリース」をしている訳ではない事など、わざわざこの文章を読みに来てくれている方には今更言うまでも無かろう。 ズバリ、この序盤戦でいきなり物申す。「身頃に垂直2つ、水平2つ、計4つのジップポケット」、あれを心底便利だと思って使っている人は居るのだろうか? ロンジャンを新品で購入し着用した時、恐らく多くの人が「あれ?なんか...もしかして、このポケット...使い勝手、悪い?」と感じたはずだ。いや、厳密に言えば買った瞬間は嬉しくて高揚しているから、何も疑問に感じないだろう。しかし、時が経てば経つほど、不便さを感じ始めるはずだ。 もちろん、ロンジャンを知った瞬間からあのジップ・レイアウトは存在し、脳内に刷り込まれている。要は「当たり前」の存在だ。であるが故に、最早それが便利か不便かなんてどうでも良い話とも言える。これは現代社会における「革ジャンの立ち位置」にも関わってくる。 飛行服から派生しバイク・ウェアとしてのライダース・ジャケットが登場。後にムービー・スターが着用し、反逆のシンボルとして世に浸透。その影響を受けたロック・ミュージシャンが革ジャンを着用する事で、そのファン層にまで拡がり、現在に至る。超ざっと端折って言えば、こんな流れだ。 その「現在」を2023年として話を進める。ロンジャンを着る多くの人が「タウンユース」、すなわち「街着」として着用しているだろう。その場合、「タイトフィット・シルエット」が現代の主流となっているのも至極当然の流れだ。スマートでシャープな雰囲気は現代的でカッコいいのは事実だが、これがあのジップ・レイアウトの不便さに拍車をかける。身頃のタイトさに加え、アームホールや袖のタイトさも大きな要因だ。実際問題、電車に乗った際に吊り革につかまるのも一苦労する。 また、4つのポケットはジップが短く、現代社会の必需品“スマホ”の収納も危うい。腰の水平ポケットには縦に入れるとハミ出し、横向きに入れるには強引な状態となり、瞬時の取り出しには厳しい。胸の垂直ポケットでも角度90度違いでほぼ同じ状況となる。 先に答えを言ってしまおう。当ADIOSにおいてジップ・ポケットの利便性を高める為に何をしたか? 「ポケットの位置を下げる」 「ジップの長さを長くする」 この2点。たった、この2点のみ。 たった、とは言うが、この黄金値を導き出せたのは長年の経験と研究の結果だ(ザ・自画自賛) 野暮ったくならない限界ギリギリの数値を見出すのに30数年かかった。と言っても別にその為に10代の頃から革ジャンを着てきた訳ではないが(笑) ロンジャンが欲しくなるキッカケは人それぞれかとは思うが、いわゆるロンドン・パンク勢からの影響は大きいだろう。とりわけ「THE CLASH」のJOE STRUMMERとPAUL SIMONONは目を引く。しかし、GTG PRODUCTS的に声を大にして言いたいのは「MICK JONESのロンジャンの着こなしは絶品である」と言う点だ。 ある程度MICKの着こなしを研究して行くと、割りと早い段階で気付く事がある。それは「MICKはロンジャンの縦の胸ポケットに両手、もしくは片手を突っ込んでいる事が多い」という事だ。個人的に、これがカッコよくてたまらない。しかし前述の通り、現行ロンジャンでそのポーズを真似た際「ポケット位置が高い」「ファスナーが短い」という2点から、かなり無理のある体勢となり、腕を痛めたり、ファスナーで手を傷つけたり、なかなかツラい結果となる。 私物の現行ロンジャン、そして中古ロンジャンを改めて検証する中で見出したベストなポケット位置とファスナーの長さをADIOSに反映した。スマホもスッポリ収まり、MJポーズも容易に取れる。MJポーズをみんながみんな取りたいか?という疑問はワイ・エー・ビー・オー、野暮ってもんだ。 話をちょっと変えよう。今回、どうしても出したかった色が「ダークブルー」。一般的には「ネイビー(紺色)」と呼ばれるだろうか?なぜ、その色を出したかったか?それは、やはり「JOE ALCOHOL氏(以下、敬称略)」が着用した、あの革ジャンへのオマージュである。 そう、背中に「JERRY NORAN」とペイントされた、中古のLEWIS LEATHERS #392 STAR LIGHTNINGだ。JOEを象徴する一着であり、「エレクトリックに革ジャン買いに行こう」と自身の曲の中でも唄われ、正にその時、名古屋エレクトリックで入手した一着がそれだ。“中古”と言ったのには訳がある。“VINTAGE”と言うべきところかも知れないが、JOEはそれが「VINTAGEだから買った、気に入っていた」という感覚は全く無かったはず。単純にカッコよくて、値段的にもハマったから買っただけだろう。だから単純に“中古”と表現した。 LEWIS LEATHERS #392 STAR LIGHTNINGをそのままコピーするのは容易だが、それは自分の中で違う。「JOE ALCOHOL MODEL」を作りたいのとは、ちょっと違う。バンドで言うところの「コピー」じゃない。「カヴァー」がしたい。そこにはゲンザなりのアレンジ、オリジナリティーを盛り込みたい。「復刻品」ではないのだ。 言うならば、大枠で言うとADIOSのデザインは「パッド無し#392 STAR LIGHTNING」となるが、#392 STAR LIGHTNING的要素は残してある。 まず、肩のエポレット風切り替え、その名も「スウィンドル・エポレット(騙し肩章)」。この存在により肩に一つのアクセントが生まれる。発明だ。 そして腰、「キドニーパッド部のステッチ」。中綿は入れていないのでパッドとしての機能性は無い。しかし、このステッチが入るだけで腰部に十分なインパクトを与える。重要なのは、そのステッチ幅。実はこれ、JOE ALCOHOLの#392 STAR LIGHTNING実物から採寸し、ステッチ幅を忠実に再現しているのだ。これを可能にするのはGTG PRODUCTSだけだと自負する。 何気なく「パッド無し#392 STAR LIGHTNING」と記したが、これすなわち、ほぼ「#402 LIGHTNING」となる。「#391 LIGHTNING」の4本のサイド・アジャスト・ベルトが後方に向かうと、それが「#402 LIGHTNING」となる(細かな違いは割愛)。 米英パンク・シーンにおいて「#402 LIGHTNING」着用者は多くはないが、それなりに存在する。その中でも今回GTG PRODUCTS的に最もフォーカスしたいのがMARKY RAMONEである。やはりSchott着用のイメージが強いRAMONESの中で、U.K.ライダースの着用は異彩を放っている。しかも、あのロック系学園ムービーの金字塔「ROCK'N ROLL HIGH SCHOOL」劇中での着用は印象深い。 今回「ADIOS」のリリース日を「8月24日」としたのは、ここに起因する。この映画は1979年の8月24日にアメリカで公開された。そう、来年迎える「ROCK'N ROLL HIGH SCHOOL アメリカ公開45周年」に向けての前祝いとなる。この発売日の由来に気付いた人は、まず居ないだろう(居たら、ゴメン。笑) 劇中ではMARKYのみだが、JOEY RAMONEも同モデルを愛用していた。しかし、ステージでの着用は未だに確認出来ていない(知っている人が居たら教えてちょ)。やはり、上腕部後方にアクション・プリーツの無い同モデルは、マイクを握り、腕を前方に伸ばす体勢が多いJOEYにとって、ステージ向けではなかったのかも知れない。 そして、この映画を観ていて気付いてしまった。MARKYの革ジャンのサイド・アジャスト・ベルトのバックルが丸い形状である事に。という訳でADIOSには文化尾錠(丸バックルの正式名称)を採用した。ややB級扱いされがちなこのパーツに、新たな価値観を見出す良いキッカケだ。ロコバックル(俗称:角バックル)も嫌いじゃないが、個人的には「4つ並ぶとうるさい」とも感じていて、その点、形状的にやや控えめな文化尾錠は4つ並んでもそういった印象は受けない。 上襟の大きさに注目。かなり小さ目。これは前作「Davies(デイヴィス)」の流れをくむ仕様。立たせて良し、寝せて良しのベストな上襟の大きさを導き出した。それが、この大きさである。また、ブラックにおいては裏襟は革を裁ち切りにする事で、芯の茶がのぞく。他にサイドアジャスターの裏革も裁ち切り仕様である。 …と色々書き連ねて来たが、あまり深く考えず、この「ADIOS(アディオス)」に袖を通し、襟を立て、ポケットに手を突っ込み、肩で風を切り街に飛び出そう。いつもと同じ景色も、違って見えるはずだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 U.K.STYLE RIDERS JACKET 「ADIOS(アディオス)」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「ロンジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 BLITZKRIEG BLACK(ブラック) 109,780円(税込) MIDNIGHT BLUE(ネイビー) 130,000円(税込) こちらの色の革ジャンの売り上げの一部をJ.A.M.F.およびJ.A.F.C.の今後の運営に使わせて頂きます。 「素材」 国産カウハイド(牛革) 「なめし」 クロムなめし 「仕上げ」 茶芯仕上げ(ブラックのみ) 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月〜2ヶ月(多少の前後はご了承下さい) 「ご注文方法」 以下の方法にてご注文下さい。 ・こちらのご注文フォームからご注文。 ・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。 「お支払い方法」 銀行振込のほか、分割払いなども対応可能です。ご注文後にこちらから諸々ご案内致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜ディテール解説〜 【革(ブラック)】 国産の原皮を国内(姫路)でなめした“純国産”の牛革を使用。クロムなめし。 特筆すべきは、既製品の革ではなく、GTG PRODUCTS用に仕立てた革であるという点。2020年リリース「BRIX」から採用され、GTG PRODUCTSのスタンダード・マテリアルとして確固たる存在を築き上げている。 適度な厚みにより強度を保ちながらも「革ジャンを着ている感」を損なわないギリギリのラインをキープしている。 この革の持つツヤ感、この淫靡な光沢こそがロックンロールだ。 そして更に“茶芯”での仕上げを指定し、着込んでいった時に擦れて芯の茶色がのぞいて来るという、経年変化もお楽しみ頂けること必至。 【革(NAVY a.k.a. MIDNIGHT BLUE)】 “純国産”の牛革を使用。クロムなめし。JOE ALCOHOLの革ジャンに対してのオマージュであり、カラーレザーにおいては非常に着やすい、合わせやすい色として人気のネイビーがGTG PRODUCTSに初登場。 MIDNIGHT BLUEと命名したのは、JOE ALCOHOL AND THE HONG KONG KNIFEの名盤「MIDNIGHT BLUES(ミッドナイト・ブルース)」が由来。革の色味がピリピリした真夜中の西新宿の空気を感じさせてくれる。 2023年4月末からモニター着用しているが、周りの評判も上々。やはりカラー革ジャンは人が着ていると映える。そして着込んでナンボだ。 黒よりハードさが和らぐ分、ある意味「黒より誰でも似合う」のがネイビーだとも言える。 【裏地】 初代ゲンザ革ジャン「SIMON」でも採用のエンジ裏地。U.K.スタイルのライダースにおいて定番とも言える赤系裏地だが、一般的には明るい赤が多い。特にsing-ping(新品)における真っ赤な裏地はカッコいいhang-meng(反面)、実際には派手だ。それを良しとする傾向もあるかと思うが、GTG PRODUCTS的には生産から反性器ほど勃ち、もとい半世紀ほど経ち、歴史を刻んだ状態の革ジャンの裏地を意識した。 【背中のパネル切り替え】 肩ヨークとキドニーパッドの切り替えに関してはオーソドックスなU.K.スタイル(上下3分割)を踏襲。 【両玉縁ジップポケット(胸・腰)】 ボールジップを使用した両玉縁ジップポケットは、U.K.ライダースを代表するディテール。ブリティッ臭pung-pungだ。 【長めのサイド・アジャスト・ベルト】 革製品の経年変化の一つに、革が馴染んで垂れ下がってくるという現象がある。U.K.ライダースにおいては、サイド・アジャスト・ベルトにそれが顕著に現れる。また、中古のU.K.ライダースにおいては、長い期間、サイド・アジャスト・ベルトが垂れた(折れた)状態で積み重ねられて保管されたであろう物を見かける。ADIOSにおいては意図的にサイド・アジャスト・ベルトを長めに設定し、垂れた状態になった時に最も映える完成形になる様にした。 【ポケットの袋布】 白地に黒の水玉生地を採用。カワユス。一見「中学生の時に遊びに行った友人宅で、洗濯機の近くにあった友人のお姉ちゃんのパンティー」、もしくは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない系AVに登場するパンティー」を想起するかも知れないが、心配ご無用。ポケットからわざと出して気取っていれば自ずと周囲には「岡田真澄」および「細川俊之」的なフェロモンが漂う特殊な仕組みになっている。 【袖ジップ】 ガゼット(マチ)を排除し、袖まくりがしやすく、リストバンドやブレスレット等が露出しやすいパンキーかつセクシーな仕様。持ち出しを装備する事でジップ(金属)が直接手首(肌)に当たる事を回避し、着心地も重視した。 【内ポケット装備(左右)】 表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。500mlのペットボトルも収納でき、猛暑日に革ジャンを着用した際の熱中症対策もbang-zeng(万全)となる。※「猛暑日の革ジャン着用」は初心者にはお勧めしません。 【タグ】 この「ADIOS」の為だけに用意されたタグ。全くもって贅沢な一着なのである。MADE IN JAPAN、純日本製である。
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【ADIOS・BLITZKRIEG BLACK(ブラック)】
¥109,780
予約商品
2023年8月24日、受注受付開始! 〜アディオス、その凝り固まった革ジャンへの価値観に別れを告げる〜 TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK (GTG PRODUCTS) GTG PRODUCTSよりゲンザ革ジャンver.2023の登場。 その名は「ADIOS(アディオス)」。 ADIOSは別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束...そう、まだほんの夢の途中なのかも知れない。 いや、そういう事を言いたいのではない。 固定概念にとらわれ過ぎた現代の革ジャン愛好家に捧ぐ一着。 そうこれは、その固定概念への「ADIOS」、つまりは決別表明と言える。 話が重苦しいな(苦笑)。 ゲンザ革ジャン5作目。昨年の「Davies(デイヴィス)」に続き「ダブル」である。 まず「ADIOS」をパッと見た時に受ける印象は「オーソドックスなロンジャンだな。」であろう。ここでのロンジャンとは「LEWIS LEATHERS」で言うところの「#391 LIGHTNING」系統の「身頃に垂直2つ、水平2つ、計4つのジップポケット、左右合計4本のサイド・アジャスト・ベルト付きU.K.ライダース」を指す。 今回、この「オーソドックスなロンジャン」というフィールド内で、どれだけGTG PRODUCTSらしさが出せるか?そこが大きなポイントとなる...と言いたいところだが、ハッキリ言って「らしさ」を出せるポイントがあるから当モデルのリリースに踏み切っている訳で、「惰性で年ひと型の革ジャンリリース」をしている訳ではない事など、わざわざこの文章を読みに来てくれている方には今更言うまでも無かろう。 ズバリ、この序盤戦でいきなり物申す。「身頃に垂直2つ、水平2つ、計4つのジップポケット」、あれを心底便利だと思って使っている人は居るのだろうか? ロンジャンを新品で購入し着用した時、恐らく多くの人が「あれ?なんか...もしかして、このポケット...使い勝手、悪い?」と感じたはずだ。いや、厳密に言えば買った瞬間は嬉しくて高揚しているから、何も疑問に感じないだろう。しかし、時が経てば経つほど、不便さを感じ始めるはずだ。 もちろん、ロンジャンを知った瞬間からあのジップ・レイアウトは存在し、脳内に刷り込まれている。要は「当たり前」の存在だ。であるが故に、最早それが便利か不便かなんてどうでも良い話とも言える。これは現代社会における「革ジャンの立ち位置」にも関わってくる。 飛行服から派生しバイク・ウェアとしてのライダース・ジャケットが登場。後にムービー・スターが着用し、反逆のシンボルとして世に浸透。その影響を受けたロック・ミュージシャンが革ジャンを着用する事で、そのファン層にまで拡がり、現在に至る。超ざっと端折って言えば、こんな流れだ。 その「現在」を2023年として話を進める。ロンジャンを着る多くの人が「タウンユース」、すなわち「街着」として着用しているだろう。その場合、「タイトフィット・シルエット」が現代の主流となっているのも至極当然の流れだ。スマートでシャープな雰囲気は現代的でカッコいいのは事実だが、これがあのジップ・レイアウトの不便さに拍車をかける。身頃のタイトさに加え、アームホールや袖のタイトさも大きな要因だ。実際問題、電車に乗った際に吊り革につかまるのも一苦労する。 また、4つのポケットはジップが短く、現代社会の必需品“スマホ”の収納も危うい。腰の水平ポケットには縦に入れるとハミ出し、横向きに入れるには強引な状態となり、瞬時の取り出しには厳しい。胸の垂直ポケットでも角度90度違いでほぼ同じ状況となる。 先に答えを言ってしまおう。当ADIOSにおいてジップ・ポケットの利便性を高める為に何をしたか? 「ポケットの位置を下げる」 「ジップの長さを長くする」 この2点。たった、この2点のみ。 たった、とは言うが、この黄金値を導き出せたのは長年の経験と研究の結果だ(ザ・自画自賛) 野暮ったくならない限界ギリギリの数値を見出すのに30数年かかった。と言っても別にその為に10代の頃から革ジャンを着てきた訳ではないが(笑) ロンジャンが欲しくなるキッカケは人それぞれかとは思うが、いわゆるロンドン・パンク勢からの影響は大きいだろう。とりわけ「THE CLASH」のJOE STRUMMERとPAUL SIMONONは目を引く。しかし、GTG PRODUCTS的に声を大にして言いたいのは「MICK JONESのロンジャンの着こなしは絶品である」と言う点だ。 ある程度MICKの着こなしを研究して行くと、割りと早い段階で気付く事がある。それは「MICKはロンジャンの縦の胸ポケットに両手、もしくは片手を突っ込んでいる事が多い」という事だ。個人的に、これがカッコよくてたまらない。しかし前述の通り、現行ロンジャンでそのポーズを真似た際「ポケット位置が高い」「ファスナーが短い」という2点から、かなり無理のある体勢となり、腕を痛めたり、ファスナーで手を傷つけたり、なかなかツラい結果となる。 私物の現行ロンジャン、そして中古ロンジャンを改めて検証する中で見出したベストなポケット位置とファスナーの長さをADIOSに反映した。スマホもスッポリ収まり、MJポーズも容易に取れる。MJポーズをみんながみんな取りたいか?という疑問はワイ・エー・ビー・オー、野暮ってもんだ。 話をちょっと変えよう。今回、どうしても出したかった色が「ダークブルー」。一般的には「ネイビー(紺色)」と呼ばれるだろうか?なぜ、その色を出したかったか?それは、やはり「JOE ALCOHOL氏(以下、敬称略)」が着用した、あの革ジャンへのオマージュである。 そう、背中に「JERRY NORAN」とペイントされた、中古のLEWIS LEATHERS #392 STAR LIGHTNINGだ。JOEを象徴する一着であり、「エレクトリックに革ジャン買いに行こう」と自身の曲の中でも唄われ、正にその時、名古屋エレクトリックで入手した一着がそれだ。“中古”と言ったのには訳がある。“VINTAGE”と言うべきところかも知れないが、JOEはそれが「VINTAGEだから買った、気に入っていた」という感覚は全く無かったはず。単純にカッコよくて、値段的にもハマったから買っただけだろう。だから単純に“中古”と表現した。 LEWIS LEATHERS #392 STAR LIGHTNINGをそのままコピーするのは容易だが、それは自分の中で違う。「JOE ALCOHOL MODEL」を作りたいのとは、ちょっと違う。バンドで言うところの「コピー」じゃない。「カヴァー」がしたい。そこにはゲンザなりのアレンジ、オリジナリティーを盛り込みたい。「復刻品」ではないのだ。 言うならば、大枠で言うとADIOSのデザインは「パッド無し#392 STAR LIGHTNING」となるが、#392 STAR LIGHTNING的要素は残してある。 まず、肩のエポレット風切り替え、その名も「スウィンドル・エポレット(騙し肩章)」。この存在により肩に一つのアクセントが生まれる。発明だ。 そして腰、「キドニーパッド部のステッチ」。中綿は入れていないのでパッドとしての機能性は無い。しかし、このステッチが入るだけで腰部に十分なインパクトを与える。重要なのは、そのステッチ幅。実はこれ、JOE ALCOHOLの#392 STAR LIGHTNING実物から採寸し、ステッチ幅を忠実に再現しているのだ。これを可能にするのはGTG PRODUCTSだけだと自負する。 何気なく「パッド無し#392 STAR LIGHTNING」と記したが、これすなわち、ほぼ「#402 LIGHTNING」となる。「#391 LIGHTNING」の4本のサイド・アジャスト・ベルトが後方に向かうと、それが「#402 LIGHTNING」となる(細かな違いは割愛)。 米英パンク・シーンにおいて「#402 LIGHTNING」着用者は多くはないが、それなりに存在する。その中でも今回GTG PRODUCTS的に最もフォーカスしたいのがMARKY RAMONEである。やはりSchott着用のイメージが強いRAMONESの中で、U.K.ライダースの着用は異彩を放っている。しかも、あのロック系学園ムービーの金字塔「ROCK'N ROLL HIGH SCHOOL」劇中での着用は印象深い。 今回「ADIOS」のリリース日を「8月24日」としたのは、ここに起因する。この映画は1979年の8月24日にアメリカで公開された。そう、来年迎える「ROCK'N ROLL HIGH SCHOOL アメリカ公開45周年」に向けての前祝いとなる。この発売日の由来に気付いた人は、まず居ないだろう(居たら、ゴメン。笑) 劇中ではMARKYのみだが、JOEY RAMONEも同モデルを愛用していた。しかし、ステージでの着用は未だに確認出来ていない(知っている人が居たら教えてちょ)。やはり、上腕部後方にアクション・プリーツの無い同モデルは、マイクを握り、腕を前方に伸ばす体勢が多いJOEYにとって、ステージ向けではなかったのかも知れない。 そして、この映画を観ていて気付いてしまった。MARKYの革ジャンのサイド・アジャスト・ベルトのバックルが丸い形状である事に。という訳でADIOSには文化尾錠(丸バックルの正式名称)を採用した。ややB級扱いされがちなこのパーツに、新たな価値観を見出す良いキッカケだ。ロコバックル(俗称:角バックル)も嫌いじゃないが、個人的には「4つ並ぶとうるさい」とも感じていて、その点、形状的にやや控えめな文化尾錠は4つ並んでもそういった印象は受けない。 上襟の大きさに注目。かなり小さ目。これは前作「Davies(デイヴィス)」の流れをくむ仕様。立たせて良し、寝せて良しのベストな上襟の大きさを導き出した。それが、この大きさである。また、ブラックにおいては裏襟は革を裁ち切りにする事で、芯の茶がのぞく。他にサイドアジャスターの裏革も裁ち切り仕様である。 …と色々書き連ねて来たが、あまり深く考えず、この「ADIOS(アディオス)」に袖を通し、襟を立て、ポケットに手を突っ込み、肩で風を切り街に飛び出そう。いつもと同じ景色も、違って見えるはずだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 U.K.STYLE RIDERS JACKET 「ADIOS(アディオス)」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「ロンジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 BLITZKRIEG BLACK(ブラック) 109,780円(税込) MIDNIGHT BLUE(ネイビー) 130,000円(税込) こちらの色の革ジャンの売り上げの一部をJ.A.M.F.およびJ.A.F.C.の今後の運営に使わせて頂きます。 「素材」 国産カウハイド(牛革) 「なめし」 クロムなめし 「仕上げ」 茶芯仕上げ(ブラックのみ) 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月〜2ヶ月(多少の前後はご了承下さい) 「ご注文方法」 以下の方法にてご注文下さい。 ・こちらのご注文フォームからご注文。 ・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。 「お支払い方法」 銀行振込のほか、分割払いなども対応可能です。ご注文後にこちらから諸々ご案内致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜ディテール解説〜 【革(ブラック)】 国産の原皮を国内(姫路)でなめした“純国産”の牛革を使用。クロムなめし。 特筆すべきは、既製品の革ではなく、GTG PRODUCTS用に仕立てた革であるという点。2020年リリース「BRIX」から採用され、GTG PRODUCTSのスタンダード・マテリアルとして確固たる存在を築き上げている。 適度な厚みにより強度を保ちながらも「革ジャンを着ている感」を損なわないギリギリのラインをキープしている。 この革の持つツヤ感、この淫靡な光沢こそがロックンロールだ。 そして更に“茶芯”での仕上げを指定し、着込んでいった時に擦れて芯の茶色がのぞいて来るという、経年変化もお楽しみ頂けること必至。 【革(NAVY a.k.a. MIDNIGHT BLUE)】 “純国産”の牛革を使用。クロムなめし。JOE ALCOHOLの革ジャンに対してのオマージュであり、カラーレザーにおいては非常に着やすい、合わせやすい色として人気のネイビーがGTG PRODUCTSに初登場。 MIDNIGHT BLUEと命名したのは、JOE ALCOHOL AND THE HONG KONG KNIFEの名盤「MIDNIGHT BLUES(ミッドナイト・ブルース)」が由来。革の色味がピリピリした真夜中の西新宿の空気を感じさせてくれる。 2023年4月末からモニター着用しているが、周りの評判も上々。やはりカラー革ジャンは人が着ていると映える。そして着込んでナンボだ。 黒よりハードさが和らぐ分、ある意味「黒より誰でも似合う」のがネイビーだとも言える。 【裏地】 初代ゲンザ革ジャン「SIMON」でも採用のエンジ裏地。U.K.スタイルのライダースにおいて定番とも言える赤系裏地だが、一般的には明るい赤が多い。特にsing-ping(新品)における真っ赤な裏地はカッコいいhang-meng(反面)、実際には派手だ。それを良しとする傾向もあるかと思うが、GTG PRODUCTS的には生産から反性器ほど勃ち、もとい半世紀ほど経ち、歴史を刻んだ状態の革ジャンの裏地を意識した。 【背中のパネル切り替え】 肩ヨークとキドニーパッドの切り替えに関してはオーソドックスなU.K.スタイル(上下3分割)を踏襲。 【両玉縁ジップポケット(胸・腰)】 ボールジップを使用した両玉縁ジップポケットは、U.K.ライダースを代表するディテール。ブリティッ臭pung-pungだ。 【長めのサイド・アジャスト・ベルト】 革製品の経年変化の一つに、革が馴染んで垂れ下がってくるという現象がある。U.K.ライダースにおいては、サイド・アジャスト・ベルトにそれが顕著に現れる。また、中古のU.K.ライダースにおいては、長い期間、サイド・アジャスト・ベルトが垂れた(折れた)状態で積み重ねられて保管されたであろう物を見かける。ADIOSにおいては意図的にサイド・アジャスト・ベルトを長めに設定し、垂れた状態になった時に最も映える完成形になる様にした。 【ポケットの袋布】 白地に黒の水玉生地を採用。カワユス。一見「中学生の時に遊びに行った友人宅で、洗濯機の近くにあった友人のお姉ちゃんのパンティー」、もしくは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない系AVに登場するパンティー」を想起するかも知れないが、心配ご無用。ポケットからわざと出して気取っていれば自ずと周囲には「岡田真澄」および「細川俊之」的なフェロモンが漂う特殊な仕組みになっている。 【袖ジップ】 ガゼット(マチ)を排除し、袖まくりがしやすく、リストバンドやブレスレット等が露出しやすいパンキーかつセクシーな仕様。持ち出しを装備する事でジップ(金属)が直接手首(肌)に当たる事を回避し、着心地も重視した。 【内ポケット装備(左右)】 表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。500mlのペットボトルも収納でき、猛暑日に革ジャンを着用した際の熱中症対策もbang-zeng(万全)となる。※「猛暑日の革ジャン着用」は初心者にはお勧めしません。 【タグ】 この「ADIOS」の為だけに用意されたタグ。全くもって贅沢な一着なのである。MADE IN JAPAN、純日本製である。
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【BRIX・トワイライトピンク】
¥130,000
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2023年3月10日13時13分、受注受付開始! GTG PRODUCTSの人気モデル「BRIX」に新色登場。その名も「トワイライト・ピンク」。これを3月10日にリリースする理由?(永ちゃん風に) 3月10日、足して「13」。その日に生まれた男...そう、これはJOE ALCOHOLに捧げる一着だ。 2022年1月31日、彼はボロボロの200ccで「宇宙ツアー」に出発した。そんなツアーの告知は聞いていなかった。そして、そのツアーはまだ続いている様だ。きっと楽しくやっている事に違いない。 そんな彼に想いを馳せ、バンドマンなら自身のバンドで彼の曲をカヴァーする、もしくは彼をイメージした曲を作るなどするだろう。 けど、私は違った。そう、彼を想起させる革ジャンを創り、まずは自ら着用する事で心に刻みたいと思った。まぁ私もバンドマンである事は忘れないで頂きたい事実だが(笑)。 JOE ALCOHOLが革ジャン愛好家である事に異論を唱える者は居ないであろう。そんな彼が愛用した革ジャンの中でも、個人的に思い入れが強いのが英「LA ROCKA !」ブランドのLEATHER JEAN JACKETのピンクだ。そう、ピンクの革Gジャンである。 THE HONG KONG KNIFEのアルバム「BREAK STATE SURVIVOR」のスリーヴに掲載された「絶望と希望が同居」した夜景のフォトセッションには痺れた。写真家「菊池茂夫」氏によるものだ。このイメージから今回の色名を「トワイライト・ピンク」と命名した。 雑誌「WARP」におけるCHARMY氏、TAKACHO LONDON氏、HIKARU氏らとのフォトセッションにおいても、そのピンクの革Gジャンを羽織った彼の姿は異彩を放ち、とにかくカッコいい。 じゃあこの革Gジャンは彼にとって、自分のライヴや撮影などの特別な日に着る衣装的な物だったのか?答えはNOだ。事実、彼は私のバンド「GIGØLO13」ランデヴーに足を運んでくれた際にもサラッと羽織っていた。そう、これが彼の革Gジャン、もとい革ジャンzeng-pangの着こなしにおいてカッコいいところで、「とにかくガシガシ着る」のだ。ヴィンテージだの派手だのは関係無いのだ。 たまたまと言っては何だが、当GTG PRODUCTSでは既に「BRIX」というGジャンタイプの革ジャンをリリースしていた。黒のみの展開だったが、これをピンクで創りたい衝動にかられ、すぐに製作サイドに気持ちを伝えた。すぐにベストなピンクの革も見つかった。 少し補足すると英「LA ROCKA !」ブランドのピンクレザーは何種類か存在する。私が確認済みなだけで3種類あり、何となくデザインによって使い分けられている気がする。もとい、その時入手出来たピンクレザーを使っただけ、という単純な話の様な気もする(多分、これが正解。笑)。 今回使用するピンクレザーの色味は、それらのどれに近いとかそういうのは抜きで、この令和の日本で最も着易いピンクレザーだとdang-gengする。 色も重要だが、革の厚みも重要だ。通常GTG PRODUCTSの革ジャンにおいて、その革の厚みは1.2mm程度の設定だが、このトワイライト・ピンクにおいては少々薄めの0.9mm程度の厚みで特注し、カーディガン感覚で着られる革ジャン、これすなわち「カーディジャン」を現実の物とした。夏場の冷房の効き過ぎた居酒屋、開演前でまだフロアも温まっていない夏場のライヴハウスなどでの活躍は筆者実証済みである。 最後にこの革ジャンの企画、リリースを快諾して頂いたJ.A.M.F.のYUYA氏、ありがとうございます。 また、この革ジャンの売り上げの一部をJ.A.M.F.およびJ.A.F.C.の今後の運営(JOE ALCOHOL関連の音源、グッズの製作など)に使わせて頂く事を約束し、締め括りたい。 TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK(GIGØLO13/GTG PRODUCTS) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 JEAN JACKET STYLE LEATHER JACKET 「BRIX」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「革Gジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 130,000円(税込) 「素材」 国産牛革 「なめし」 クロムなめし 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月から1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい) ※注文が集中した場合は、通常よりお時間を頂く可能性があります。 「ご注文方法」 以下のいずれかの方法にてご注文下さい。 ①こちらのご注文フォームからご注文。 ②名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。 「お支払い方法」 銀行振込のほか、分割払いなども対応可能です。ご注文後にこちらから諸々ご案内致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜ディテール解説〜 【革】 国産の牛革を使用。特筆すべきは、この革ジャン用に厚みを「0.9㎜」程度に特注し、カーディガン感覚で着られる革ジャン「カーディジャン」に仕上げた点である。 【裏地】 黒のBRIXにおいては「レジスタンスブルー」裏地を採用しているが、こちらでは落ち着きの良い「ブラック」裏地を採用。ジ・相性よろしおま。 【背中のパネル切り替え】 リーバイス「3rd」タイプに近い切り替え。Gジャンにおいて最もポピュラーなバックスタイル故に、ang-sing-kang(安心感)も非常に高い。 【片玉縁ジップポケット(左胸)】 SEDITIONARIES製のオリジナル・ジャケットに存在するこのポケットは、従来左右にフラップポケットが配される事の多いGジャンデザインと明らかに一線を画すディテールである。ある意味、このジャケットの一番の特徴とも言える。 オリジナルには無いボールジップを採用する事で、隠し切れない英国魂を露呈すると同時に、物を落とさないと言う実用性も発揮する。個人的にはレザーグローヴを突っ込み、軽くジップを閉めて固定する使い方を推奨したい。 【フラップポケット(右胸)】 オリジナルに倣い、やや大きめのフラップを採用。 【ハンド・ウォーマー・ポケット(腰ポケット)】 そもそもGジャンのデザインにおいてハンド・ウォーマー・ポケットが無い物が多い。デザインソースであるSEDITIONARIES製のオリジナル・ジャケットにも無い。ただ、あった方が便利なのは間違いない。なので付けました(笑)。とは言え利便性を追求しただけでもない。ここで少しだけ“ライダース・ジャケット”への歩み寄りを意識した。なおかつ、手をズボッと入れて街を歩けば、ちょっと不良な気分に浸れるという特典付きだ。 容量としては、スマホは横でスッポリ、縦だとチョイ顔出し。二日酔い対応推奨飲料三ツ矢サイダーの500mlペットボトルで7割収納、そんな感じだ。 【カフジップ】 デザインソースであるSEDITIONARIES製のオリジナル・ジャケットには無い仕様。ここも“ライダース・ジャケット”への歩み寄りポイント。 バイクや自転車に乗る際の風の侵入防止策として、ファスナーで開閉可能。ジップはボールジップ採用でブリティッ臭が漂う。持ち出しを付ける事でジップが直接肌に触れる事が無く、快適な着心地となり、かつ、長袖を着た場合にジップで挟み込むなどのトラブルも回避する。 カフスの形状においては、英国製ライダース(例:ルイスレザーズ「BLACK ARROW」等)に見られる“剣先カット”を採用した。 【サイド・アジャスター】 ボタンで2段階の調節可能。ま、あんまりここでサイズ調節する人も居ないと思うけど(笑)。 【ボタンとリベット】 元ネタに倣い、同型のパーツを探し、使用した。小さなパーツだが、こういう部分にテンションが上がり、陰茎が硬直してくる。それが男の子の証だ。 【内ポケット装備(左右)】 表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。CDだって余裕のよっちゃん。隠しきれない「かくし色」をも隠す事に性交、もとい成功だ。 【タグ】 言わずもがなのデザイン。オリジナルへの敬意を忘れてはならない。故に敢えての引用。これすなわち「RESPECT & LOVE」である。 以上、ご検討のほどよろしくお願い致します。 価格:130,000円
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【Davies(黒×オフホワイト)・2022年7月15日13時リリース・ゲンザ革ジャン2022】
¥119,900
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2022年7月15日、受注受付開始! 〜デイヴィス、この革ジャンをジョニー・サンダース、そして全ての革ジャンキーに捧ぐ〜 2022年7月15日 TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK (GTG PRODUCTS) GTG PRODUCTSよりゲンザ革ジャンver.2022の登場。 その名は「Davies(デイヴィス)」。由来は「THE KINKS」。「なぜキンクス?」その疑問の先は貴方自身で調べるのが良いだろう。 遂に、遂にだ。4作目にして遂に「ダブルのライダース」である。1作目「シングル」、2作目「Gジャンタイプ」、3作目「リブジャン」と来て、いよいよオマンを持しての「ダブル」登場。 BiSHが「楽器を持たないパンクバンド」ならば、GTG PRODUCTSは「ダブルを出さない革ジャンブランド」、そんなブランドがあっても良いじゃないか?という、あまのじゃくな気持ちになった事があったのも事実。しかし、革ジャンを企画・デザインする中でダブルを意識しないはずはない。脳内では常に意識、時にデザイン画を描いたりするも、いまいち決定打に欠けていた。 ダブルのライダースをキャンバスと見立てた時、その可能性は無限大。この無限大さが問題なのだ。そう、無限大過ぎるのだ。ポケットの位置、ポケットの数、襟の大きさ、背中の切り替え…これらの組み合わせだけでも、無数に考えられる。そして世の中レベルで考えた時、ダブルのライダースは星の数ほど存在する。言い方を変えれば「無いデザインは無い」くらいのところまで到達しているとも考えられ、そんな中で「純然たるオリジナルデザインのダブルのライダース」を生み出す事は最早不可能では?と思った瞬間もあった。 一旦、話を変えよう。個人的に今まで極端にのめり込んだ2つの革ジャンがある。ひとつが「シドジャン」。ここでのシドジャンとはアノ鋲付きシングル革ジャンを指す。これはゲンザ革ジャン1作目「SIMON」にて、ひとまずの自己完結を迎えた。 もうひとつは「ジョニジャン」。そう、ジョニー・サンダースやハートブレイカーズのメンバー、そしてシド・ヴィシャスまでもが着回したアメリカ製の黒×白2トーン革ジャンだ。(こちらのブランドはほぼ解明済みだが、ここでは割愛。)こちらにおいてはパンクショップ「666」勤務時に商品化し、幾度もリニューアルを繰り返した。更には2015年、ジョニー・サンダースの映画「LOOKING FOR JOHNNY」公開に合わせコラボレーション商品としてkang-zeng復刻モデルがBLACK MEANSによって製作され、高円寺FUUDOBRAINより発売された。こちらは高円寺フウドブレイン・タケシ氏の要請により、私ゲンザは総指揮艦長(アドバイザー)を務め、細かな仕様等を伝え、商品化に関わった。これによって「ジョニジャン」も自己完結を迎えた。 ここでふと、ある事実に気付く。「2022年は1952年生まれのジョニー・サンダースが生きていれば70歳」というある種のアニバーサリー・イヤー。「ジョニー・サンダース・トリビュート革ジャン」というアプローチが閃いた。ミュージシャンが曲をカヴァーする事でトリビュートする事は多い。ここは一つ、革ジャニストとして革ジャンでトリビュートしたいと思い立った。(私ゲンザ、自分がバンドマンである事も忘れてはいませんよ。苦笑) ジョニジャンにおいても自己完結した旨は前述の通りだが、それは「復刻品」としての自己完結。今回の企画とは決定的に趣旨が異なる。 ジョニー・サンダースは革ジャン好きであった感が強い。ニューヨーク・ドールズ期、ハート・ブレイカーズ期、ソロ期といつの時代も彼は様々な革ジャンを着ていた。黒×白2トーン革ジャン以外で個人的に思い入れが強いのが、ハート・ブレイカーズ期に着用していた赤の「LEWIS LEATHERS #441 CYCLONE」だ。小柄なジョニーはそのレディースモデルを黒の革パンに合わせており、何ともカッコいいのである。ちなみにプリテンダーズのクリッシー・ハインドはメンズの赤サイクロンを着用し、これまたCOOL。 じゃあ「ジョニー・サンダース・トリビュート革ジャン」のデザインはどうするのか?答えは出た。「黒×白2トーン革ジャン(米)とCYCLONE(英)を融合させる」のだ。答えは出たが、それを形にするのは非常に難しい。更に言えば、現代のLEWIS LEATHERS人気を決定づけたCYCLONE、そのデザインはダブルの革ジャンの中でもシンプルな部類であり、完成形とも言える。それを下手にいじる事は極めて危険な行為である。事実、世の中にはCYCLONEモチーフの革ジャンが多く存在し、中には「アイタタタタ…」という「やってもうた系」な一着に仕上がっている物が多いのも事実。ただ、そこにも需要と供給が成り立っているのだから、第三者がどうこう言える物ではない。あくまで自分が作り出す革ジャンがそうならなければ良い、ただそれだけの話だ。 過去に私自身「LEWIS LEATHERS #441 CYCLONE」を所有/着用していた。666の同タイプモデル「LJM-8」、その他各メーカーの近似モデルも然り。前述の通り、このデザインは完成形でいじり様が無いのも事実だが「もし自分がデザインするなら、こうしたい。」と言う欲求があったのも事実。その欲求をもこの「Davies(デイヴィス)」にぶつける次第である。 そう、これは「トゥー・マッチ・革ジャンキー・ビジネス」だ。 今回、強く意識したのは「究極の米英折衷革ジャン」。ライダースジャケットの歴史を振り返ると、基本的には「まずアメリカ製ありきで、後にイギリスに飛び火。イギリスのテイストが盛り込まれたライダースジャケットが誕生する」流れとなる。そこから長い月日が過ぎ、今更私が言うまでも無い事だが「イギリス製革ジャン」は確固たる地位を築き、現代の日本国内において、特にファッション寄りの現状で言えば「ライダースと言えばイギリス製」と言っても過言ではない。 フロントフラップの留めは「横一列に3個並んだドットボタン」。英国流を気取るなら、ここは「縦に2個」がお約束。「横一列に3個」これはBucoの名品「JH-1」の流れを汲む米テイスト。だが、英パンクロック的観点からすると、THE DAMNEDのDAVE VANIANが初期に良く着用していたシングルのレザージャケットの裾フロント部とリンクする。また、ネオロカビリー的観点からすると、STRAY CATSのBRIAN SETZERが着用したアメリカ製のダブルのライダースのフロントベルト部にもリンクする。すなわちロックンロール以外の何者でもない仕様なのである。 エポレットの有無。これは悩ましい。質実剛健なアメリカ製革ジャンには多く見られるベーシックな仕様ながらも。肩がいかつく見える要因となり、ややスタイリッシュさを損なう恐れがある。ただジョニジャンを踏襲する上で外せないディテールである事も事実。閃いた。実際にエポレットを装備するのでは無く「エポレットに見える切り替え」にするのだ。これでこの箇所に白レザーを配する事も可能となる。もはや発明だ。 上襟の大きさに注目して頂きたい。かなり小さ目である。もちろん大きな襟をバチッ!と立てた状態もカッコいい。ただ、やはりちょっと大袈裟な感じは否めない。パンクの影響下で英国製ライダースを着る人の多くが、上襟に折り目を付け、小ぶりな襟が立っている様な雰囲気にする。俗に言う「クラッシュ折り」というヤツだ。私はこの呼び方が嫌いだ。別にこの折り方が嫌いな訳ではない。呼び方が嫌いなのだ。推測しよう。クラッシュのメンバーが着用していたいわゆるロンジャンは古着。襟を立てるも最早革に張りが無く立たない。襟を立てる→寝る...その繰り返しで無意識のうちに折り目、クセが付き、アノ状態になったのかと思われる。それをまるで「クラッシュのメンバーが意図的に付けた折り目」かのごとく「クラッシュ折り」と呼ぶのに違和感があり、嫌いなのだ。話がそれたが、立たせて良し、寝せて良しのベストな上襟の大きさを導き出した。それが、この大きさである。また、黒レザーにおいては裏襟は革を裁ち切りにする事で、芯の茶がのぞく。他にサイドアジャスター、フロントフラップの裏革も裁ち切り仕様である。 …と色々書き連ねて来たが、あんまり深く考えず、この究極の米英折衷革ジャン「Davies(デイヴィス)」を着用し、ジョニー・サンダースのレコードでも聴きながら、彼を偲ぼうではないか、世界中の兄弟達よ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 JOHNNY THUNDERS TRIBUTE RIDERS JACKET 「DAVIES(デイヴィス)」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「米英折衷革ジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 黒 99,800円(税抜)109,780円(税込) 黒 × オフホワイト2トーン 109,000円(税抜)119,900円(税込) イエロー 113,500円(税抜)124,850円(税込) 「素材」 黒:国産カウハイド(牛革) 「なめし」 黒:クロムなめし 「仕上げ」 黒:茶芯仕上げ 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月〜1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい) 「ご注文方法」 以下の方法にてご注文下さい。 ・こちらのご注文フォームからご注文。 ・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。 「お支払い方法」 銀行振込のほか、分割払いなども対応可能です。ご注文後にこちらから諸々ご案内致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜ディテール解説〜 【革(ブラック)】 国産の原皮を国内(姫路)でなめした“純国産”の牛革を使用。クロムなめし。 特筆すべきは、既製品の革ではなく、GTG PRODUCTS用に仕立てた革であるという点。2020年リリース「BRIX」から採用され、GTG PRODUCTSのスタンダード・マテリアルとして確固たる存在を築き上げている。 適度な厚みにより強度を保ちながらも「革ジャンを着ている感」を損なわないギリギリのラインをキープしている。 この革の持つツヤ感、この淫靡な光沢こそがロックンロールだ。 そして更に“茶芯”での仕上げを指定し、着込んでいった時に擦れて芯の茶色がのぞいて来るという、経年変化もお楽しみ頂けること必至。 【革(黒×オフホワイト2トーン)】 外せない。外す訳がない。「HEARTBRAKE 2TONE」...そう、ジョニー・サンダースは言うまでもなく、ジェリー・ノーラン、ビリー・ラス、ウォルター・ルーの4名、THE HEART BRAKERSのメンバー全員、そしてシド・ヴィシャスまでもが着用したアノ革ジャンへのオマージュ・カラーである。 ちなみにウォルター・ルーが着用する写真や動画は極端に少ない。一時は「着た事、無かったのでは?」とすら思っていたくらいだったが、証拠がわずかに存在。で、2019年11月17日、運良くウォルター・ルーとの共演を果たした私は、直接hong-ningに質問をぶつけた。「(スマホでジョニーやシドの写真を見せながら)ジョニー、ビリー、ジェリー、そしてシド。あなたが着ている写真が少ないのは何故?」この問いに対してのルーの回答、それは...「(あの革ジャン)小さかったんだ...」だった(笑)。長年の疑問が一瞬に解けると同時に、ちょっと笑ってしまった。確かに、ジョニーでジャスト、シドでツンツルテン、ルーなら...と言うオチであった。 最も気を配ったのが「白の配置」、すなわち「白の分量」。基本はジョニジャンを意識しつつ、この「Davies(デイヴィス)」に合う様に調整。結果、どうなったか?はい「革ジャン史上最強の黒×白2トーン革ジャンの誕生」となった。 良く耳にするのが、黒×白2トーン革ジャンは「着る人を選ぶ」「自分には似合わない」と言う言葉だ。もしそれが「着てみたい」と言う気持ちはあるのに躊躇しているのなら、そんな方にこそこの黒×白2トーンDaviesの袖を通して頂きたい。アナタの革ジャン人生の新たな扉を開けてくれる。 【革(イエロー)】 突拍子も無くラインナップされた印象を受けるかも知れない「TV YELLOW」。けど、この色名でお気付きだろう。そう、ジョニーを象徴するギター「GIBSON レスポール・ジュニア」からの引用である。ギターの色を革ジャンに持ち込む発想はゲンザならでは(自分で言うな)。ただ、U.K.ライダースの歴史においてカラーレザーは多く存在し、その一つにイエローもあったのは事実。至極当然なラインナップとも言える。裏地のダークブラウンはピックガードを意識。もはや完璧(自分で言うなagain)。 また個人的にイエローの革ジャンを所有していなかった為、単純に欲しかった事もあり1stサンプルはイエローで製作し、2021年12月からモニター着用している次第。やはり、カラー革ジャンは着込んでナンボの感が強い。 一見派手な印象を受けるかも知れないが、実際に私が着用している状態で会った多くの人が口にするのが「黄色、良いね。」である。SNS等で見ていた物が目の前に現れ、現物を見た真実のリアクションである。更に次のステップとして試着してもらうと、高確率で欲しくなっていたのも事実。そう、着ると想像以上にシックリ来る、そんな魔法の一着である。 【革(黒)】 当然だが、基本中の基本。これは直接的にはジョニー感は無いかも知れないが、言うまでもなくラインナップする。 【黄色革ジャンの裏地】 ブラウン。これはジョニー・サンダースが愛用したギター「GIBSON・レスポールJr. TVスペシャル」のピックガードのべっ甲色を意識している。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。 【黒、黒白革ジャンの裏地】 ピンク。これは世界的名盤「L.A.M.F.」の文字のピンクに由来する。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。 【背中のパネル切り替え】 肩ヨークとキドニーパッドの切り替えに関してはジョニジャン(黒白2トーン米国製革ジャン)の上下3分割を踏襲。 【両玉縁ジップポケット(左胸・左右腰)】 ボールジップを使用した両玉縁ジップポケットは、U.K.ライダースを代表するディテール。ブリティッ臭pung-pungだ。 【右胸ポケット】 ゲンザ革ジャン2019年モデル「SIMON」で多くの革ジャン愛好家から称賛を浴びた「片玉縁ボールジップ付ポケット」を採用。手をズボッと入れられ、かつ、そうする事でちょっと不良な気分に浸れると言う特典付き。また、ジップ付きにする事により「物を落としづらい」と言う実用性も兼ね備えた究極のポケットである。そして、単なる玉縁ポケットでは長年着用を続ける事でポケット口が広がりシルエットが崩れると言うnang-teng(難点)もジップ付にする事で難なくクリア。「死ぬまでカッコよく着られる革ジャン」となる。気分的にはモデルガンでも突っ込んでおきたいところだが、それで職務質問を受けたとしても当社は一切の責任を問わない。「心の銃」にとどめるか?はたまた「肉ライフル」を撃ちまくるか?何なら「肉ヌンチャク」を振り回すか?それはアナタ次第だ...すみません、取り乱しました。 【ポケットの袋布】 「黒」「黒×オフホワイト2トーン」にはベージュに白の水玉生地、「黄色」には赤に白の水玉生地を採用。言わずもがな、ジョニーの衣装インスパイア系。分かるよね?もう、これ以上、俺に言わせないでくれ…。 【袖ジップ】 ガゼット(マチ)を排除し、袖まくりがしやすく、リストバンドやブレスレット等が露出しやすいパンキーかつセクシーな仕様。持ち出しを装備する事でジップ(金属)が直接手首(肌)に当たる事を回避し、着心地も重視した。 【内ポケット装備(左右)】 表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。DVDだって余裕のよっちゃん、僕ゲンちゃん。 【タグ】 この「Davies」の為だけに用意されたタグ。全くもって贅沢な一着なのである。MADE IN JAPAN、純日本製である。 119,900円
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【Davies(黄色)・2022年7月15日リリース・ゲンザ革ジャン2022】
¥124,850
予約商品
2022年7月15日13時、受注受付開始! 〜デイヴィス、この革ジャンをジョニー・サンダース、そして全ての革ジャンキーに捧ぐ〜 2022年7月15日 TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK (GTG PRODUCTS) GTG PRODUCTSよりゲンザ革ジャンver.2022の登場。 その名は「Davies(デイヴィス)」。由来は「THE KINKS」。「なぜキンクス?」その疑問の先は貴方自身で調べるのが良いだろう。 遂に、遂にだ。4作目にして遂に「ダブルのライダース」である。1作目「シングル」、2作目「Gジャンタイプ」、3作目「リブジャン」と来て、いよいよオマンを持しての「ダブル」登場。 BiSHが「楽器を持たないパンクバンド」ならば、GTG PRODUCTSは「ダブルを出さない革ジャンブランド」、そんなブランドがあっても良いじゃないか?という、あまのじゃくな気持ちになった事があったのも事実。しかし、革ジャンを企画・デザインする中でダブルを意識しないはずはない。脳内では常に意識、時にデザイン画を描いたりするも、いまいち決定打に欠けていた。 ダブルのライダースをキャンバスと見立てた時、その可能性は無限大。この無限大さが問題なのだ。そう、無限大過ぎるのだ。ポケットの位置、ポケットの数、襟の大きさ、背中の切り替え…これらの組み合わせだけでも、無数に考えられる。そして世の中レベルで考えた時、ダブルのライダースは星の数ほど存在する。言い方を変えれば「無いデザインは無い」くらいのところまで到達しているとも考えられ、そんな中で「純然たるオリジナルデザインのダブルのライダース」を生み出す事は最早不可能では?と思った瞬間もあった。 一旦、話を変えよう。個人的に今まで極端にのめり込んだ2つの革ジャンがある。ひとつが「シドジャン」。ここでのシドジャンとはアノ鋲付きシングル革ジャンを指す。これはゲンザ革ジャン1作目「SIMON」にて、ひとまずの自己完結を迎えた。 もうひとつは「ジョニジャン」。そう、ジョニー・サンダースやハートブレイカーズのメンバー、そしてシド・ヴィシャスまでもが着回したアメリカ製の黒×白2トーン革ジャンだ。(こちらのブランドはほぼ解明済みだが、ここでは割愛。)こちらにおいてはパンクショップ「666」勤務時に商品化し、幾度もリニューアルを繰り返した。更には2015年、ジョニー・サンダースの映画「LOOKING FOR JOHNNY」公開に合わせコラボレーション商品としてkang-zeng復刻モデルがBLACK MEANSによって製作され、高円寺FUUDOBRAINより発売された。こちらは高円寺フウドブレイン・タケシ氏の要請により、私ゲンザは総指揮艦長(アドバイザー)を務め、細かな仕様等を伝え、商品化に関わった。これによって「ジョニジャン」も自己完結を迎えた。 ここでふと、ある事実に気付く。「2022年は1952年生まれのジョニー・サンダースが生きていれば70歳」というある種のアニバーサリー・イヤー。「ジョニー・サンダース・トリビュート革ジャン」というアプローチが閃いた。ミュージシャンが曲をカヴァーする事でトリビュートする事は多い。ここは一つ、革ジャニストとして革ジャンでトリビュートしたいと思い立った。(私ゲンザ、自分がバンドマンである事も忘れてはいませんよ。苦笑) ジョニジャンにおいても自己完結した旨は前述の通りだが、それは「復刻品」としての自己完結。今回の企画とは決定的に趣旨が異なる。 ジョニー・サンダースは革ジャン好きであった感が強い。ニューヨーク・ドールズ期、ハート・ブレイカーズ期、ソロ期といつの時代も彼は様々な革ジャンを着ていた。黒×白2トーン革ジャン以外で個人的に思い入れが強いのが、ハート・ブレイカーズ期に着用していた赤の「LEWIS LEATHERS #441 CYCLONE」だ。小柄なジョニーはそのレディースモデルを黒の革パンに合わせており、何ともカッコいいのである。ちなみにプリテンダーズのクリッシー・ハインドはメンズの赤サイクロンを着用し、これまたCOOL。 じゃあ「ジョニー・サンダース・トリビュート革ジャン」のデザインはどうするのか?答えは出た。「黒×白2トーン革ジャン(米)とCYCLONE(英)を融合させる」のだ。答えは出たが、それを形にするのは非常に難しい。更に言えば、現代のLEWIS LEATHERS人気を決定づけたCYCLONE、そのデザインはダブルの革ジャンの中でもシンプルな部類であり、完成形とも言える。それを下手にいじる事は極めて危険な行為である。事実、世の中にはCYCLONEモチーフの革ジャンが多く存在し、中には「アイタタタタ…」という「やってもうた系」な一着に仕上がっている物が多いのも事実。ただ、そこにも需要と供給が成り立っているのだから、第三者がどうこう言える物ではない。あくまで自分が作り出す革ジャンがそうならなければ良い、ただそれだけの話だ。 過去に私自身「LEWIS LEATHERS #441 CYCLONE」を所有/着用していた。666の同タイプモデル「LJM-8」、その他各メーカーの近似モデルも然り。前述の通り、このデザインは完成形でいじり様が無いのも事実だが「もし自分がデザインするなら、こうしたい。」と言う欲求があったのも事実。その欲求をもこの「Davies(デイヴィス)」にぶつける次第である。 そう、これは「トゥー・マッチ・革ジャンキー・ビジネス」だ。 今回、強く意識したのは「究極の米英折衷革ジャン」。ライダースジャケットの歴史を振り返ると、基本的には「まずアメリカ製ありきで、後にイギリスに飛び火。イギリスのテイストが盛り込まれたライダースジャケットが誕生する」流れとなる。そこから長い月日が過ぎ、今更私が言うまでも無い事だが「イギリス製革ジャン」は確固たる地位を築き、現代の日本国内において、特にファッション寄りの現状で言えば「ライダースと言えばイギリス製」と言っても過言ではない。 フロントフラップの留めは「横一列に3個並んだドットボタン」。英国流を気取るなら、ここは「縦に2個」がお約束。「横一列に3個」これはBucoの名品「JH-1」の流れを汲む米テイスト。だが、英パンクロック的観点からすると、THE DAMNEDのDAVE VANIANが初期に良く着用していたシングルのレザージャケットの裾フロント部とリンクする。また、ネオロカビリー的観点からすると、STRAY CATSのBRIAN SETZERが着用したアメリカ製のダブルのライダースのフロントベルト部にもリンクする。すなわちロックンロール以外の何者でもない仕様なのである。 エポレットの有無。これは悩ましい。質実剛健なアメリカ製革ジャンには多く見られるベーシックな仕様ながらも。肩がいかつく見える要因となり、ややスタイリッシュさを損なう恐れがある。ただジョニジャンを踏襲する上で外せないディテールである事も事実。閃いた。実際にエポレットを装備するのでは無く「エポレットに見える切り替え」にするのだ。これでこの箇所に白レザーを配する事も可能となる。もはや発明だ。 上襟の大きさに注目して頂きたい。かなり小さ目である。もちろん大きな襟をバチッ!と立てた状態もカッコいい。ただ、やはりちょっと大袈裟な感じは否めない。パンクの影響下で英国製ライダースを着る人の多くが、上襟に折り目を付け、小ぶりな襟が立っている様な雰囲気にする。俗に言う「クラッシュ折り」というヤツだ。私はこの呼び方が嫌いだ。別にこの折り方が嫌いな訳ではない。呼び方が嫌いなのだ。推測しよう。クラッシュのメンバーが着用していたいわゆるロンジャンは古着。襟を立てるも最早革に張りが無く立たない。襟を立てる→寝る...その繰り返しで無意識のうちに折り目、クセが付き、アノ状態になったのかと思われる。それをまるで「クラッシュのメンバーが意図的に付けた折り目」かのごとく「クラッシュ折り」と呼ぶのに違和感があり、嫌いなのだ。話がそれたが、立たせて良し、寝せて良しのベストな上襟の大きさを導き出した。それが、この大きさである。また、黒レザーにおいては裏襟は革を裁ち切りにする事で、芯の茶がのぞく。他にサイドアジャスター、フロントフラップの裏革も裁ち切り仕様である。 …と色々書き連ねて来たが、あんまり深く考えず、この究極の米英折衷革ジャン「Davies(デイヴィス)」を着用し、ジョニー・サンダースのレコードでも聴きながら、彼を偲ぼうではないか、世界中の兄弟達よ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 JOHNNY THUNDERS TRIBUTE RIDERS JACKET 「DAVIES(デイヴィス)」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「米英折衷革ジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 黒 99,800円(税抜)109,780円(税込) 黒 × オフホワイト2トーン 109,000円(税抜)119,900円(税込) イエロー 113,500円(税抜)124,850円(税込) 「素材」 黒:国産カウハイド(牛革) 「なめし」 黒:クロムなめし 「仕上げ」 黒:茶芯仕上げ 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月〜1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい) 「ご注文方法」 以下の方法にてご注文下さい。 ・こちらのご注文フォームからご注文。 ・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。 「お支払い方法」 銀行振込のほか、分割払いなども対応可能です。ご注文後にこちらから諸々ご案内致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜ディテール解説〜 【革(ブラック)】 国産の原皮を国内(姫路)でなめした“純国産”の牛革を使用。クロムなめし。 特筆すべきは、既製品の革ではなく、GTG PRODUCTS用に仕立てた革であるという点。2020年リリース「BRIX」から採用され、GTG PRODUCTSのスタンダード・マテリアルとして確固たる存在を築き上げている。 適度な厚みにより強度を保ちながらも「革ジャンを着ている感」を損なわないギリギリのラインをキープしている。 この革の持つツヤ感、この淫靡な光沢こそがロックンロールだ。 そして更に“茶芯”での仕上げを指定し、着込んでいった時に擦れて芯の茶色がのぞいて来るという、経年変化もお楽しみ頂けること必至。 【革(黒×オフホワイト2トーン)】 外せない。外す訳がない。「HEARTBRAKE 2TONE」...そう、ジョニー・サンダースは言うまでもなく、ジェリー・ノーラン、ビリー・ラス、ウォルター・ルーの4名、THE HEART BRAKERSのメンバー全員、そしてシド・ヴィシャスまでもが着用したアノ革ジャンへのオマージュ・カラーである。 ちなみにウォルター・ルーが着用する写真や動画は極端に少ない。一時は「着た事、無かったのでは?」とすら思っていたくらいだったが、証拠がわずかに存在。で、2019年11月17日、運良くウォルター・ルーとの共演を果たした私は、直接hong-ningに質問をぶつけた。「(スマホでジョニーやシドの写真を見せながら)ジョニー、ビリー、ジェリー、そしてシド。あなたが着ている写真が少ないのは何故?」この問いに対してのルーの回答、それは...「(あの革ジャン)小さかったんだ...」だった(笑)。長年の疑問が一瞬に解けると同時に、ちょっと笑ってしまった。確かに、ジョニーでジャスト、シドでツンツルテン、ルーなら...と言うオチであった。 最も気を配ったのが「白の配置」、すなわち「白の分量」。基本はジョニジャンを意識しつつ、この「Davies(デイヴィス)」に合う様に調整。結果、どうなったか?はい「革ジャン史上最強の黒×白2トーン革ジャンの誕生」となった。 良く耳にするのが、黒×白2トーン革ジャンは「着る人を選ぶ」「自分には似合わない」と言う言葉だ。もしそれが「着てみたい」と言う気持ちはあるのに躊躇しているのなら、そんな方にこそこの黒×白2トーンDaviesの袖を通して頂きたい。アナタの革ジャン人生の新たな扉を開けてくれる。 【革(イエロー)】 突拍子も無くラインナップされた印象を受けるかも知れない「TV YELLOW」。けど、この色名でお気付きだろう。そう、ジョニーを象徴するギター「GIBSON レスポール・ジュニア」からの引用である。ギターの色を革ジャンに持ち込む発想はゲンザならでは(自分で言うな)。ただ、U.K.ライダースの歴史においてカラーレザーは多く存在し、その一つにイエローもあったのは事実。至極当然なラインナップとも言える。裏地のダークブラウンはピックガードを意識。もはや完璧(自分で言うなagain)。 また個人的にイエローの革ジャンを所有していなかった為、単純に欲しかった事もあり1stサンプルはイエローで製作し、2021年12月からモニター着用している次第。やはり、カラー革ジャンは着込んでナンボの感が強い。 一見派手な印象を受けるかも知れないが、実際に私が着用している状態で会った多くの人が口にするのが「黄色、良いね。」である。SNS等で見ていた物が目の前に現れ、現物を見た真実のリアクションである。更に次のステップとして試着してもらうと、高確率で欲しくなっていたのも事実。そう、着ると想像以上にシックリ来る、そんな魔法の一着である。 【革(黒)】 当然だが、基本中の基本。これは直接的にはジョニー感は無いかも知れないが、言うまでもなくラインナップする。 【黄色革ジャンの裏地】 ブラウン。これはジョニー・サンダースが愛用したギター「GIBSON・レスポールJr. TVスペシャル」のピックガードのべっ甲色を意識している。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。 【黒、黒白革ジャンの裏地】 ピンク。これは世界的名盤「L.A.M.F.」の文字のピンクに由来する。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。 【背中のパネル切り替え】 肩ヨークとキドニーパッドの切り替えに関してはジョニジャン(黒白2トーン米国製革ジャン)の上下3分割を踏襲。 【両玉縁ジップポケット(左胸・左右腰)】 ボールジップを使用した両玉縁ジップポケットは、U.K.ライダースを代表するディテール。ブリティッ臭pung-pungだ。 【右胸ポケット】 ゲンザ革ジャン2019年モデル「SIMON」で多くの革ジャン愛好家から称賛を浴びた「片玉縁ボールジップ付ポケット」を採用。手をズボッと入れられ、かつ、そうする事でちょっと不良な気分に浸れると言う特典付き。また、ジップ付きにする事により「物を落としづらい」と言う実用性も兼ね備えた究極のポケットである。そして、単なる玉縁ポケットでは長年着用を続ける事でポケット口が広がりシルエットが崩れると言うnang-teng(難点)もジップ付にする事で難なくクリア。「死ぬまでカッコよく着られる革ジャン」となる。気分的にはモデルガンでも突っ込んでおきたいところだが、それで職務質問を受けたとしても当社は一切の責任を問わない。「心の銃」にとどめるか?はたまた「肉ライフル」を撃ちまくるか?何なら「肉ヌンチャク」を振り回すか?それはアナタ次第だ...すみません、取り乱しました。 【ポケットの袋布】 「黒」「黒×オフホワイト2トーン」にはベージュに白の水玉生地、「黄色」には赤に白の水玉生地を採用。言わずもがな、ジョニーの衣装インスパイア系。分かるよね?もう、これ以上、俺に言わせないでくれ…。 【袖ジップ】 ガゼット(マチ)を排除し、袖まくりがしやすく、リストバンドやブレスレット等が露出しやすいパンキーかつセクシーな仕様。持ち出しを装備する事でジップ(金属)が直接手首(肌)に当たる事を回避し、着心地も重視した。 【内ポケット装備(左右)】 表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。DVDだって余裕のよっちゃん、僕ゲンちゃん。 【タグ】 この「Davies」の為だけに用意されたタグ。全くもって贅沢な一着なのである。MADE IN JAPAN、純日本製である。 124,850円
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【Davies(黒)・2022年7月15日13時リリース・ゲンザ革ジャン2022】
¥109,780
予約商品
2022年7月15日13時、受注受付開始! 〜デイヴィス、この革ジャンをジョニー・サンダース、そして全ての革ジャンキーに捧ぐ〜 2022年7月15日 TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK (GTG PRODUCTS) GTG PRODUCTSよりゲンザ革ジャンver.2022の登場。 その名は「Davies(デイヴィス)」。由来は「THE KINKS」。「なぜキンクス?」その疑問の先は貴方自身で調べるのが良いだろう。 遂に、遂にだ。4作目にして遂に「ダブルのライダース」である。1作目「シングル」、2作目「Gジャンタイプ」、3作目「リブジャン」と来て、いよいよオマンを持しての「ダブル」登場。 BiSHが「楽器を持たないパンクバンド」ならば、GTG PRODUCTSは「ダブルを出さない革ジャンブランド」、そんなブランドがあっても良いじゃないか?という、あまのじゃくな気持ちになった事があったのも事実。しかし、革ジャンを企画・デザインする中でダブルを意識しないはずはない。脳内では常に意識、時にデザイン画を描いたりするも、いまいち決定打に欠けていた。 ダブルのライダースをキャンバスと見立てた時、その可能性は無限大。この無限大さが問題なのだ。そう、無限大過ぎるのだ。ポケットの位置、ポケットの数、襟の大きさ、背中の切り替え…これらの組み合わせだけでも、無数に考えられる。そして世の中レベルで考えた時、ダブルのライダースは星の数ほど存在する。言い方を変えれば「無いデザインは無い」くらいのところまで到達しているとも考えられ、そんな中で「純然たるオリジナルデザインのダブルのライダース」を生み出す事は最早不可能では?と思った瞬間もあった。 一旦、話を変えよう。個人的に今まで極端にのめり込んだ2つの革ジャンがある。ひとつが「シドジャン」。ここでのシドジャンとはアノ鋲付きシングル革ジャンを指す。これはゲンザ革ジャン1作目「SIMON」にて、ひとまずの自己完結を迎えた。 もうひとつは「ジョニジャン」。そう、ジョニー・サンダースやハートブレイカーズのメンバー、そしてシド・ヴィシャスまでもが着回したアメリカ製の黒×白2トーン革ジャンだ。(こちらのブランドはほぼ解明済みだが、ここでは割愛。)こちらにおいてはパンクショップ「666」勤務時に商品化し、幾度もリニューアルを繰り返した。更には2015年、ジョニー・サンダースの映画「LOOKING FOR JOHNNY」公開に合わせコラボレーション商品としてkang-zeng復刻モデルがBLACK MEANSによって製作され、高円寺FUUDOBRAINより発売された。こちらは高円寺フウドブレイン・タケシ氏の要請により、私ゲンザは総指揮艦長(アドバイザー)を務め、細かな仕様等を伝え、商品化に関わった。これによって「ジョニジャン」も自己完結を迎えた。 ここでふと、ある事実に気付く。「2022年は1952年生まれのジョニー・サンダースが生きていれば70歳」というある種のアニバーサリー・イヤー。「ジョニー・サンダース・トリビュート革ジャン」というアプローチが閃いた。ミュージシャンが曲をカヴァーする事でトリビュートする事は多い。ここは一つ、革ジャニストとして革ジャンでトリビュートしたいと思い立った。(私ゲンザ、自分がバンドマンである事も忘れてはいませんよ。苦笑) ジョニジャンにおいても自己完結した旨は前述の通りだが、それは「復刻品」としての自己完結。今回の企画とは決定的に趣旨が異なる。 ジョニー・サンダースは革ジャン好きであった感が強い。ニューヨーク・ドールズ期、ハート・ブレイカーズ期、ソロ期といつの時代も彼は様々な革ジャンを着ていた。黒×白2トーン革ジャン以外で個人的に思い入れが強いのが、ハート・ブレイカーズ期に着用していた赤の「LEWIS LEATHERS #441 CYCLONE」だ。小柄なジョニーはそのレディースモデルを黒の革パンに合わせており、何ともカッコいいのである。ちなみにプリテンダーズのクリッシー・ハインドはメンズの赤サイクロンを着用し、これまたCOOL。 じゃあ「ジョニー・サンダース・トリビュート革ジャン」のデザインはどうするのか?答えは出た。「黒×白2トーン革ジャン(米)とCYCLONE(英)を融合させる」のだ。答えは出たが、それを形にするのは非常に難しい。更に言えば、現代のLEWIS LEATHERS人気を決定づけたCYCLONE、そのデザインはダブルの革ジャンの中でもシンプルな部類であり、完成形とも言える。それを下手にいじる事は極めて危険な行為である。事実、世の中にはCYCLONEモチーフの革ジャンが多く存在し、中には「アイタタタタ…」という「やってもうた系」な一着に仕上がっている物が多いのも事実。ただ、そこにも需要と供給が成り立っているのだから、第三者がどうこう言える物ではない。あくまで自分が作り出す革ジャンがそうならなければ良い、ただそれだけの話だ。 過去に私自身「LEWIS LEATHERS #441 CYCLONE」を所有/着用していた。666の同タイプモデル「LJM-8」、その他各メーカーの近似モデルも然り。前述の通り、このデザインは完成形でいじり様が無いのも事実だが「もし自分がデザインするなら、こうしたい。」と言う欲求があったのも事実。その欲求をもこの「Davies(デイヴィス)」にぶつける次第である。 そう、これは「トゥー・マッチ・革ジャンキー・ビジネス」だ。 今回、強く意識したのは「究極の米英折衷革ジャン」。ライダースジャケットの歴史を振り返ると、基本的には「まずアメリカ製ありきで、後にイギリスに飛び火。イギリスのテイストが盛り込まれたライダースジャケットが誕生する」流れとなる。そこから長い月日が過ぎ、今更私が言うまでも無い事だが「イギリス製革ジャン」は確固たる地位を築き、現代の日本国内において、特にファッション寄りの現状で言えば「ライダースと言えばイギリス製」と言っても過言ではない。 フロントフラップの留めは「横一列に3個並んだドットボタン」。英国流を気取るなら、ここは「縦に2個」がお約束。「横一列に3個」これはBucoの名品「JH-1」の流れを汲む米テイスト。だが、英パンクロック的観点からすると、THE DAMNEDのDAVE VANIANが初期に良く着用していたシングルのレザージャケットの裾フロント部とリンクする。また、ネオロカビリー的観点からすると、STRAY CATSのBRIAN SETZERが着用したアメリカ製のダブルのライダースのフロントベルト部にもリンクする。すなわちロックンロール以外の何者でもない仕様なのである。 エポレットの有無。これは悩ましい。質実剛健なアメリカ製革ジャンには多く見られるベーシックな仕様ながらも。肩がいかつく見える要因となり、ややスタイリッシュさを損なう恐れがある。ただジョニジャンを踏襲する上で外せないディテールである事も事実。閃いた。実際にエポレットを装備するのでは無く「エポレットに見える切り替え」にするのだ。これでこの箇所に白レザーを配する事も可能となる。もはや発明だ。 上襟の大きさに注目して頂きたい。かなり小さ目である。もちろん大きな襟をバチッ!と立てた状態もカッコいい。ただ、やはりちょっと大袈裟な感じは否めない。パンクの影響下で英国製ライダースを着る人の多くが、上襟に折り目を付け、小ぶりな襟が立っている様な雰囲気にする。俗に言う「クラッシュ折り」というヤツだ。私はこの呼び方が嫌いだ。別にこの折り方が嫌いな訳ではない。呼び方が嫌いなのだ。推測しよう。クラッシュのメンバーが着用していたいわゆるロンジャンは古着。襟を立てるも最早革に張りが無く立たない。襟を立てる→寝る...その繰り返しで無意識のうちに折り目、クセが付き、アノ状態になったのかと思われる。それをまるで「クラッシュのメンバーが意図的に付けた折り目」かのごとく「クラッシュ折り」と呼ぶのに違和感があり、嫌いなのだ。話がそれたが、立たせて良し、寝せて良しのベストな上襟の大きさを導き出した。それが、この大きさである。また、黒レザーにおいては裏襟は革を裁ち切りにする事で、芯の茶がのぞく。他にサイドアジャスター、フロントフラップの裏革も裁ち切り仕様である。 …と色々書き連ねて来たが、あんまり深く考えず、この究極の米英折衷革ジャン「Davies(デイヴィス)」を着用し、ジョニー・サンダースのレコードでも聴きながら、彼を偲ぼうではないか、世界中の兄弟達よ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 JOHNNY THUNDERS TRIBUTE RIDERS JACKET 「DAVIES(デイヴィス)」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「米英折衷革ジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 黒 99,800円(税抜)109,780円(税込) 黒 × オフホワイト2トーン 109,000円(税抜)119,900円(税込) イエロー 113,500円(税抜)124,850円(税込) 「素材」 黒:国産カウハイド(牛革) 「なめし」 黒:クロムなめし 「仕上げ」 黒:茶芯仕上げ 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月〜1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい) 「ご注文方法」 以下の方法にてご注文下さい。 ・こちらのご注文フォームからご注文。 ・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。 「お支払い方法」 銀行振込のほか、分割払いなども対応可能です。ご注文後にこちらから諸々ご案内致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜ディテール解説〜 【革(ブラック)】 国産の原皮を国内(姫路)でなめした“純国産”の牛革を使用。クロムなめし。 特筆すべきは、既製品の革ではなく、GTG PRODUCTS用に仕立てた革であるという点。2020年リリース「BRIX」から採用され、GTG PRODUCTSのスタンダード・マテリアルとして確固たる存在を築き上げている。 適度な厚みにより強度を保ちながらも「革ジャンを着ている感」を損なわないギリギリのラインをキープしている。 この革の持つツヤ感、この淫靡な光沢こそがロックンロールだ。 そして更に“茶芯”での仕上げを指定し、着込んでいった時に擦れて芯の茶色がのぞいて来るという、経年変化もお楽しみ頂けること必至。 【革(黒×オフホワイト2トーン)】 外せない。外す訳がない。「HEARTBRAKE 2TONE」...そう、ジョニー・サンダースは言うまでもなく、ジェリー・ノーラン、ビリー・ラス、ウォルター・ルーの4名、THE HEART BRAKERSのメンバー全員、そしてシド・ヴィシャスまでもが着用したアノ革ジャンへのオマージュ・カラーである。 ちなみにウォルター・ルーが着用する写真や動画は極端に少ない。一時は「着た事、無かったのでは?」とすら思っていたくらいだったが、証拠がわずかに存在。で、2019年11月17日、運良くウォルター・ルーとの共演を果たした私は、直接hong-ningに質問をぶつけた。「(スマホでジョニーやシドの写真を見せながら)ジョニー、ビリー、ジェリー、そしてシド。あなたが着ている写真が少ないのは何故?」この問いに対してのルーの回答、それは...「(あの革ジャン)小さかったんだ...」だった(笑)。長年の疑問が一瞬に解けると同時に、ちょっと笑ってしまった。確かに、ジョニーでジャスト、シドでツンツルテン、ルーなら...と言うオチであった。 最も気を配ったのが「白の配置」、すなわち「白の分量」。基本はジョニジャンを意識しつつ、この「Davies(デイヴィス)」に合う様に調整。結果、どうなったか?はい「革ジャン史上最強の黒×白2トーン革ジャンの誕生」となった。 良く耳にするのが、黒×白2トーン革ジャンは「着る人を選ぶ」「自分には似合わない」と言う言葉だ。もしそれが「着てみたい」と言う気持ちはあるのに躊躇しているのなら、そんな方にこそこの黒×白2トーンDaviesの袖を通して頂きたい。アナタの革ジャン人生の新たな扉を開けてくれる。 【革(イエロー)】 突拍子も無くラインナップされた印象を受けるかも知れない「TV YELLOW」。けど、この色名でお気付きだろう。そう、ジョニーを象徴するギター「GIBSON レスポール・ジュニア」からの引用である。ギターの色を革ジャンに持ち込む発想はゲンザならでは(自分で言うな)。ただ、U.K.ライダースの歴史においてカラーレザーは多く存在し、その一つにイエローもあったのは事実。至極当然なラインナップとも言える。裏地のダークブラウンはピックガードを意識。もはや完璧(自分で言うなagain)。 また個人的にイエローの革ジャンを所有していなかった為、単純に欲しかった事もあり1stサンプルはイエローで製作し、2021年12月からモニター着用している次第。やはり、カラー革ジャンは着込んでナンボの感が強い。 一見派手な印象を受けるかも知れないが、実際に私が着用している状態で会った多くの人が口にするのが「黄色、良いね。」である。SNS等で見ていた物が目の前に現れ、現物を見た真実のリアクションである。更に次のステップとして試着してもらうと、高確率で欲しくなっていたのも事実。そう、着ると想像以上にシックリ来る、そんな魔法の一着である。 【革(黒)】 当然だが、基本中の基本。これは直接的にはジョニー感は無いかも知れないが、言うまでもなくラインナップする。 【黄色革ジャンの裏地】 ブラウン。これはジョニー・サンダースが愛用したギター「GIBSON・レスポールJr. TVスペシャル」のピックガードのべっ甲色を意識している。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。 【黒、黒白革ジャンの裏地】 ピンク。これは世界的名盤「L.A.M.F.」の文字のピンクに由来する。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。 【背中のパネル切り替え】 肩ヨークとキドニーパッドの切り替えに関してはジョニジャン(黒白2トーン米国製革ジャン)の上下3分割を踏襲。 【両玉縁ジップポケット(左胸・左右腰)】 ボールジップを使用した両玉縁ジップポケットは、U.K.ライダースを代表するディテール。ブリティッ臭pung-pungだ。 【右胸ポケット】 ゲンザ革ジャン2019年モデル「SIMON」で多くの革ジャン愛好家から称賛を浴びた「片玉縁ボールジップ付ポケット」を採用。手をズボッと入れられ、かつ、そうする事でちょっと不良な気分に浸れると言う特典付き。また、ジップ付きにする事により「物を落としづらい」と言う実用性も兼ね備えた究極のポケットである。そして、単なる玉縁ポケットでは長年着用を続ける事でポケット口が広がりシルエットが崩れると言うnang-teng(難点)もジップ付にする事で難なくクリア。「死ぬまでカッコよく着られる革ジャン」となる。気分的にはモデルガンでも突っ込んでおきたいところだが、それで職務質問を受けたとしても当社は一切の責任を問わない。「心の銃」にとどめるか?はたまた「肉ライフル」を撃ちまくるか?何なら「肉ヌンチャク」を振り回すか?それはアナタ次第だ...すみません、取り乱しました。 【ポケットの袋布】 「黒」「黒×オフホワイト2トーン」にはベージュに白の水玉生地、「黄色」には赤に白の水玉生地を採用。言わずもがな、ジョニーの衣装インスパイア系。分かるよね?もう、これ以上、俺に言わせないでくれ…。 【袖ジップ】 ガゼット(マチ)を排除し、袖まくりがしやすく、リストバンドやブレスレット等が露出しやすいパンキーかつセクシーな仕様。持ち出しを装備する事でジップ(金属)が直接手首(肌)に当たる事を回避し、着心地も重視した。 【内ポケット装備(左右)】 表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。DVDだって余裕のよっちゃん、僕ゲンちゃん。 【タグ】 この「Davies」の為だけに用意されたタグ。全くもって贅沢な一着なのである。MADE IN JAPAN、純日本製である。 109,780円
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【VINCE・2021年8月28日リリース・ゲンザ革ジャン2021】
¥109,780
予約商品
2021年8月28日、受注受付開始! 〜FOR THE BROKEN ADULT KIDS…ヴィンス、大人になれない大人達に捧ぐ〜 2021年8月28日 TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK (GTG PRODUCTS) GTG PRUDUCTSよりゲンザ革ジャンver.2021の登場。コロナウイルスの影響で先の見えない状況。失業、減給、体調不良、そんな方も居るだろう。私ゲンザも様々な局面を迎えつつも、今年もこうやってオリジナル革ジャンのリリースに至れる事にまず感謝しなくてはならない。 逆にこんな状況下だからこそ、自分にハッパをかける意味でも革ジャンの事を考え続け、私自身のモチベーションを維持し、頭の中を普段以上に革ジャンでpang-pangにした。そう、かつて好きになったアノ娘の事を思い浮かべると他の事は何も考えられなくなった様に、好きな革ジャンの事を考えれば嫌な事は忘れられた。 今年のゲンザ革ジャンはズバリ“リブジャン”だ。かねてから「ダブルはいつ出すんだ?」「三度目の正直で、今回はダブルでは?」なんて囁かれていたところに、まさかのリブジャン。全くもって天邪鬼と言われそうだが、別に奇を衒っての展開ではない。あくまで「ゲンザがその時欲しいヤツ」ってのが基準だ。そうじゃなきゃ熱くなれない。自分が熱くなれない物を人にお勧めする事も出来ない。 一口に“リブジャン”と言っても色々だ。アナタはどんなイメージを持つだろう? 軍物のA-2やG-1?その派生とも言えるJOHNSONS/LA ROCKA!ブランドのフライングジャケット?昭和フレイヴァーのロックンローラー?はたまたハンチング帽をかぶり、背中に唐草模様の風呂敷包みを背負ったOLD SCHOOL泥棒コント?これらはどれも正解と言える。 ロックンロール・ミュージックの起源には諸説あるかと思うが、ここはシンプルに1950年代のロカビリーからで考えてみる。“KING”ELVISやEDDIE COCHRANにも革ジャンのイメージはある。が、あくまでここは“リブジャン”の話。リブ付きのレザーと言えば、やはりここで外せないのはGENE VINCENTだ。そう、勘の良い貴方は、もうお気付きだろうか。今回のモデル名「VINCE」はこの「VINCENT」からの拝借でもある。“でも”と言ったのは別の由来もあるからだ。 THE CLASHがカヴァーした事で知られる“BRAND NEW CADILLAC”。そのオリジネイター“VINCE TAYLOR”への敬意も忘れてはならない。いや、むしろそちらの方が強い。これはあくまで個人的趣味嗜好の話になるかも知れないが、VINCE TAYLORにはとてつもないセクシーさを感じる。上下レザーを身にまとい、尋常でない腰のシェイキンで地球上の女性のハートを揺さぶる。もしそれを観た事が無いなら、YouTubeで構わない、一刻も早く観て欲しい。 この革ジャンのリリース日に設定した8月28日はVINCE TAYLORの命日である。と同時に私ゲンザの誕生日でもある。これは何かの「SA.DA.ME」なのか?この革ジャンのリリースを予見していたかの様な事実に気づいた時、VINCEの居る天国に向かい小生の愚息がはち切れんばかりに硬直したのは言うまでもなかろう。 ちなみにVINCEの命日と私ゲンザの誕生日、「年」までは一緒ではない。「VINCEが死んだ日にゲンザが生まれた」と語れれば最上級のロックンロール・ヒストリーの完成だが、流石にそこまで出来過ぎた話は、そうそうこの世の中転がっていない。 2021年3月、過去の2作に比べ早いタイミングでサンプルを仕上げた。リブ仕様の革ジャンは一般的なライダースジャケットに比べ保温性が高い。すなわち夏に着るには決して快適ではない。なるべく早い段階でサンプルを仕上げ、本格的に暑くなる前に着用テストを行う必要があったからだ。 サンプルが仕上がってからは、複数の友人に着てもらった。客観的に見るのは大事だ。それで分かった事があった。それは想像以上に「誰でも似合う革ジャンである」という事だ。得てして「ダブルのライダース」は着る人を選ぶ感があるが故に、似合う人と似合わない人の差が出やすい。いや、実際には似合っていても、ある程度の年齢になると「ダブルの革ジャンに気後れする」という現象もある。事実、私がかつてパンクショップ「666」勤務時代、30代半ばを過ぎたお客さんが極力シンプルなシングル革ジャン(とりわけLJM-9というモデル)を選ぶ傾向にあった。恐らく、この「シングルのライダース」以上に気後れする事無く着用し易いのが「レザーブルゾン」すなわち「リブジャン」であろう。そう、前述の通り「ブルゾン」という位置付けが様々な意味で着易さを助長してくれるのだ。 さらに言うと「リブジャン」は父親や兄も着用していたと言う経緯から「かつて実家にも存在した革ジャン第一位」であり、その点で何とも言えぬang-sing-kang(安心感)が得られる可能性が高い。であるが故に「ロックの革ジャン」として着用した時に微かな違和感を抱く恐れもある。だが、そこは心配御無用。何故か?この「VINCE」はロックの革ジャン一筋30年、私ゲンザ企画だからだ。 もしも「リブジャン」に対し「オヤジ臭くなるのでは?」といった不安感ちょっとでも持っているなら、そんなアナタにこそ、この「VINCE」に袖を通して頂きたい。やまだかつて…もとい、いまだかつて感じた事の無い、革ジャン近未来への旅への出発を約束する。 …と色々書き連ねて来たが、あんまり深く考えず「このリブジャン、カッコいいな!」って言う気持ちひとつで飛び込んで来て頂ければ、これ幸いである。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 BLOUSON STYLE LEATHER JACKET 「VINCE」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「リブジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 99,800円(税抜) 109,780円(税込) 「素材」 国産カウハイド(牛革) 「なめし」 クロムなめし 「仕上げ」 茶芯仕上げ 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月から1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜ディテール解説〜 【革】 国産の原皮を国内(姫路)でなめした“純国産”の牛革を使用。クロムなめし。 特筆すべきは、既製品の革ではなく、GTG PRODUCTS用に仕立てた革であるという点。2020年リリース「BRIX」から使用され、GTG PRODUCTSのスタンダード・マテリアルとして確固たる存在を築き上げている。 適度な厚みにより強度を保ちながらも「革ジャンを着ている感」を損なわないギリギリのラインをキープしている。 この革の持つツヤ感、この淫靡な光沢こそがロックンロールだ。 そして更に“茶芯”での仕上げを指定し、着込んでいった時に擦れて芯の茶色がのぞいて来るという、経年変化もお楽しみ頂けること必至。 【裏地】 ゴールド。ただしキンキラキンではなく落ち着いた色味、言うならば“黄金色”である。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。そう、これは正に「STAY GOLD」、その輝きだけは永遠のもの。 【金属パーツ】 フロントジップ、各ポケットのボールジップ、フラップポケットの留め具、全てにおいてゴールドの物を採用。この革の持つ艶と相まって高級感を生み出す。人呼んで、これが「ROCK’N ROLL GOLD RUSH」なのである。 【襟の異素材切り替え】 これ襟こそが、この革ジャンにおける最大の特徴。GENE VINCENT、VINCE TAYLOR、初期のTHE BEATLESらが着用していた革ジャンや革プルオーヴァーシャツも同様に襟には切り替えがあるのだが、それらはリブニット切り替え。当VINCEにおいてはスウェード切り替えである。それによりリブニット切り替え以上のハードな雰囲気を醸し出し、襟にコシを持たせ、bing-bingのピンコ勃ちに襟を勃たせる事が可能となる。さらにはIGGY POPが着用した事で知られるJOHNSONS/LA ROCKA!ブランドの革ジャン「BRANDO JACKET」をも想起させ、一気にロックンロール革ジャンのヒストリカルな核の部分にシフトする。こういう部分にテンションが上がり、陰茎が硬直してくる。それが男の子の証だ。 【背中のパネル切り替え】 肩ヨークに加え、裾にかけては「中央」と「左右」の3分割パネル。U.K.ライダースにも見られるタイプの切り替え故に、ang-sing-kang(安心感)も非常に高い。 【胸のパネル切り替え】 ややツリ目状に傾斜のついた胸の切り替えは、シャープな雰囲気で、ジャケット全体に引き締まった印象を与える。 【両玉縁ジップポケット(左胸)】 ボールジップを使用した胸の両玉縁ジップポケットは、U.K.シングル・ライダースにも多く見受けられる。こう言った隠し切れないブリティッ臭こそがGTG PRODUCTSの真骨頂とも言える。 【フラップポケット(右胸)】 特筆すべきは、その留め具。一般的に女性用バッグ等のフタの留めに使われる事が多いであろう“マグネットホック”を採用。革ジャン類のポケットのフラップの止めは、一般的にはジャンパーホック(ドットボタン)である。胸においてジャンパーホックだと、押し付けて留めた場合、少々痛みを感じる事がある。これが起因しボタンを留める事自体しなくなって行く傾向にある。これは“ゲンザ革ジャン人生30周年”で得た実体験だ。“ボタンがあるのに留めない”のでは無意味だ。洋服、とりわけ革ジャンにおいて無駄なディテールがあってはならない。 バイク運転時の風の煽りを受けてもフラップは勝手に開く事は無かった、と言う試験結果をここに記す。 裏革を裁ち切りにする事で、芯の茶がのぞく。他に襟の裏革も裁ち切り仕様である。 【ハンド・ウォーマー・ポケット(腰ポケット)】 ゲンザ革ジャン2019年モデル「SIMON」で多くの革ジャン愛好家から称賛を浴びた「片玉縁ボールジップ付ポケット」を採用。手をズボッと入れられ、かつ、そうする事でちょっと不良な気分に浸れると言う特典付き。また、ジップ付きにする事により「物を落としづらい」と言う実用性も兼ね備えた究極のポケットである。そして、単なる玉縁ポケットでは長年着用を続ける事でポケット口が広がりシルエットが崩れると言うnang-teng(難点)もジップ付にする事で難なくクリア。「死ぬまでっカッコよく着られる革ジャン」の登場だ。玉縁の上下には三角ステッチが施され、強度アップと同時に、ヴィンテージ感溢れる世界へといざなってくれる。 【ポケットの袋布】 ターコイズブルーの生地を使用。言わずもがな、SID VICIOUSインスパイア系。分かるよね?もう、これ以上、俺に言わせないでくれ…。 【袖リブ】 バイクや自転車に乗る際の風の侵入防止となり、防寒/保温性を高める。直接手首(肌)に当たる部分故、着用時の着心地も重視した。言うまでもなく耐久性にも抜かり無し。 【内ポケット装備(左右)】 表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。DVDだって余裕のよっちゃん、僕ゲンちゃん。 【タグ】 この「VINCE」の為だけに用意されたタグ。全くもって贅沢な一着なのである。MADE IN JAPAN、純日本製である。
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2021年2月2日・受注開始【茶芯牛革のSIMON】
¥109,780
予約商品
2021年2月2日、SID VICIOUSの命日。 受注開始します。 〜この世に永遠なんて存在しないのか?〜 「永遠の愛」そして「永遠の革ジャン」…。 2019年、馬革を使ったSIMONをリリースした時には「こんなカッコいい革ジャンを永遠に作り続けられるなんて最高だ!」と思っていた。 しかし2020年、世界を襲ったコロナウイルスの脅威。それが革ジャンの生産にも影響を及ぼして来るとは思いもしなかった…。 事の経緯は割愛するが、結論を言うと「コロナの影響でSIMONに使う馬革が生産出来なくなった」のだ。 参った…SIMONのデザインに、あの馬革の質感は相性グンバツだ。しかし、革ジャンの神は微笑んだ。「おいゲンザ、BRIXに使った茶芯牛革があるじゃないか?」と。僕はニヤリと笑って、こう答えた。「DA.YO.NE?」と。 なんて革ジャンの神とやり取りをしているタイミングで、T湾に住む友人C氏よりSIMONのオーダー。ちょうど馬革を使い切り、その革はもう入手出来ないと分かった矢先のオーダー。 思い切って正直に現状を説明。答えは「OKゲンザ!その話にゃ乗ったぜ!」だ。さすがは九州男児、話が早いぜ!(SPECIAL THANX:CHERRY STARDUST a.k.a.肥後の種馬) こんな経緯もあり、実は正式なリリースを前に「茶芯牛革製SIMON」は生産され、既に海を越えワールドワイドな存在となった。喜ばしい限りだ。 そんな一着を皆さんにもこうやって紹介出来る日が訪れた事を誇りに思う。 2021年2月2日 GTG PRODUCTS SWEET GENE the GIGOLOCK 〜以下、商品説明〜 受注生産商品 GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 1976 SID VICIOUS STYLE LEATHER JACKET 「SIMON」 シド・ヴィシャス没後42年、シドが1976年から1977にかけて着用していたレザージャケット(以下「初期シドジャン」)をデザインベースに、これはそのアップデート版である。 その名も「SIMON(サイモン)」。 監修は初期シドジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザだ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、岐阜〜愛知を拠点とする、信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「初期シドジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 99,800円(税抜) 「素材」 国産茶芯牛革 (2019年リリースの「馬革ヴァージョン」は生産終了となりました) 「なめし」 クロム・タンニング 「サイズ展開」 34,36,38,40 ※ご注文時にご希望のサイズを「備考欄」に記載下さい。 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月から1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい) 「ご注文方法」 以下の方法にてご注文下さい。 ・こちらのご注文フォームからご注文。 ・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。 「お支払い方法」 銀行振込のほか、分割払いなども対応可能です。ご注文後にこちらから諸々ご案内致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜以下、ゲンザテキスト〜 何度でも言う。私は革ジャンが大好きだ。 バイクに乗る時にも革ジャンは着るけど、私にとって革ジャンはバイクウエアではない。じゃあ何か?「反逆者の目印」だ! …そうかな?(笑) 「人を見た目で判断するな」と言う。ツッパった格好しておいて、それは無責任だ。アウトローな見てくれを気取るなら、あくまで「見た目で判断して欲しい、だからこういう格好をしているんだ!」と胸を張って欲しい。そう、革ジャンを着ている理由はそこにある。 この世には無数の革ジャンが存在する。フェイクレザー使用の物まで「革ジャン」と呼ばれるご時世…間口が広まっているのは決して悪い事ではない。 ま、堅苦しい事は抜きにして、この革ジャンを楽しんで頂けたら幸いだ。 「革の質感」 今回、特に意識し目指したのは「革ジャンらしい革ジャン」だ。昨今主流のマットな質感の革ジャンに対するアンチテーゼ…とまでは言わないが、やはり淫靡な光沢、ツヤ感を現代の革ジャン・シーンに提案させて頂きたい。 また、茶芯の革を使用する事で着込んで行った際の擦れ、傷による経年変化は決して「劣化」ではなく、革ジャンにとっての「進化」になる事をここに約束。 「背中のはぎ」 オリジナルに倣い、はぎの無い一枚仕立て。これは非常に贅沢な仕様である。分かるかな?動物の革は面積が広くなるほど、傷やシワが入り込んで来る。それを避けて極力広い面積の革を確保するのは至難の技。つまり、これは上質な革である証だ。 「片玉縁ジップポケット」 今まで複数メーカーの初期シドジャンモデルの革ジャンを着てきた。666製、LEWIS LEATHERS製、その他諸々製、B級コピー商品までもだ…。 この革ジャンのデザインの特徴の一つに「身頃に配された4つのポケット」がある。とりわけ、手をズボッと入れられ、かつ、そうする事でちょっと不良な気分に浸れるのが、左右腰に配されたハンド・ウォーマー・ポケットだ。ジップが無い故に、手の出し入れが容易。 しかし、その反面の最大の難点がある。それは「物を落とし易い」だ。すなわち、物を無くし易い。このポケットにタバコ、そして携帯電話を入れていて、気付いたら無くなっていたという人も多いだろう。私もその一人だ。この様に実際着て来た人間による改良こそが、本当の意味での「アップデート」と言えよう。 オリジナルのデザインを踏襲し、かつ弱点をフォローする「片方玉縁ジップポケット」は、このSIMONにおける最大の見せ場であり、かつ、何十年にも渡る、世界中のヴィシャス・クローンの悩みが解消される「発明」でもある。 そして、もう一つの難点。それは長年着用を続ける事で、このポケット口は広がってしまう。そして、広がった事でシルエットが丸みを帯びてしまい、全体的に野暮ったいフォルムになってしまう。この「野暮ったいフォルム」も「シド着用時の特徴」とも言えるが、ここは一つ「死ぬまで着られる革ジャン」を目指した上で、シルエットは極力キープすべく、この仕様を採用した。 「長めのサイド・アジャスト・ベルト」 シド着用分のサイズ感は意外と大きい。であるが故か、左右両サイドのアジャストベルトはある程度絞ってあり、その先端が垂れ下がっている。SIMONでは絞らずしてその雰囲気を再現すべく、標準の状態ですでにやや長めにデザインしてある。自然に垂れるのを待つも良し、意図的に癖づけして垂らすも良し、各々のスタンスでお楽しみ頂きたい。 「内ポケット装備(左右)」 表に見える4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、タバコ、ハンカチ、ティッシュペーパー、フリスクなどなど、何でもかんでもブチ込んで欲しい。時にはコンドームを潜ませ、来たるべきチャンスを逃さぬ様にも心掛けたい。そんなアナタを私はzeng-meng的に応援する。 「裏地」 落ち着いた色味のワインカラー生地を採用。一般的にU.K.ライダースには、もう少し明るい赤の裏地が多い。今回この色味を採用した理由は、あくまで「シド着用分」を想定&イメージしたからだ。実際のところ、シド着用分は最終的に裏地ははぎ取られている。流石にそこまで再現するのは商品としてNGだ。別にkang-zeng復刻品を目指している訳でもない。今回のイメージは「元々の明るい赤の裏地だったが、シドが着用する中で、彼の汗、脂、血液といったあらゆるヴィシャス汁が染み込み、経年変化した色」だ。 「ムシ見せ気味の胸ジップポケット」 本来、革ジャンの機能面で言えば、ジップのムシは両玉縁で極力隠れるべきだろう。しかし!しかしだよチミ!ここはひとつシド着用分に倣い、ムシは見せる方向でデザインした。実際のところ、古着ゆえ玉縁がめくれているパターン、そして縫い子のクセで玉縁が離れ気味なパターンなど様々な要因が考えられる。しかし、このSIMONでは意図的にそれを再現してみた。また、見た目的に気付かない程度に少々の角度を付ける事で、物の出し入れがしやすくなっている。 プラス、意外と見落としがちなのがヴィンテージU.K.革ジャン「玉縁周辺のアタリ」だ。このSIMONではそのアタリを再現すべく、玉縁の革を意図的に段違いにした。着込んで行く事により、徐々にアタリが浮き出て来る仕掛けだ。 以上、長文失礼しました(笑)。 よろしくお願いします!
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JEAN JACKET STYLE LEATHER JACKET 「BRIX」
¥109,780
予約商品
【BRIX・ゲンザ革ジャン2020】 ママに叱られたっていい...憧れのバッド・ボーイズ革ジャン 2020年9月22日22時、受注受付開始! GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 JEAN JACKET STYLE LEATHER JACKET 「BRIX」 監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「革Gジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 99,800円(税抜) 109,780円(税込) 「素材」 国産カウハイド(牛革) 「なめし」 クロムなめし 「仕上げ」 茶芯仕上げ 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から1ヶ月から1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい) ※注文が集中した場合は、通常よりお時間を頂く可能性があります。 〜ディテール解説〜 【革】 国産の原皮を国内(姫路)でなめした“純国産”の牛革を使用。クロムなめし。 特筆すべきは、既製品の革ではなく、BRIX用に仕立てた革であるという点。まず、数ある革の中からBRIXのイメージに合う質感の革を選出。その革に対し“理想のツヤ”を指示。この淫靡な光沢こそがロックンロールだ。 そして更に“茶芯”での仕上げを指定し、着込んでいった時に擦れて芯の茶色がのぞいて来るという、経年変化もお楽しみ頂けること必至。 正に“BRIXの為に作られた革”なのである。 【裏地】 上着の裏地は着用してしまうと見えない。しかし、見えない部分にこそ魂を注入したい。BRIXにおいては、この色味を「レジスタンスブルー」と呼ばせてもらおう。蒼い叛逆、良い響きだ。 【背中のパネル切り替え】 リーバイス「3rd」タイプに近い切り替え。Gジャンにおいて最もポピュラーなバックスタイル故に、ang-sing-kang(安心感)も非常に高い。 【片玉縁ジップポケット(左胸)】 SEDITIONARIES製のオリジナル・ジャケットに存在するこのポケットは、従来左右にフラップポケットが配される事の多いGジャンデザインと明らかに一線を画すディテールである。ある意味、このジャケットの一番の特長とも言える。 オリジナルには無いボールジップを採用する事で、隠し切れない英国魂を露呈すると同時に、物を落とさないと言う実用製も発揮する。個人的にはレザーグローヴを突っ込み、軽くジップを閉めて固定する使い方を推奨したい。 【フラップポケット(右胸)】 オリジナルに倣い、やや大きめのフラップを採用。裏革を裁ち切りにする事で、芯の茶がのぞく。他に袖口ジップ持ち出し、サイドアジャスターの裏革、襟の裏革も裁ち切り仕様である。 【ハンド・ウォーマー・ポケット(腰ポケット)】 そもそもGジャンのデザインにおいてハンド・ウォーマー・ポケットが無い物が多い。デザインソースであるSEDITIONARIES製のオリジナル・ジャケットにも無い。ただ、あった方が便利なのは間違いない。なので付けました(笑)。とは言え利便性を追求しただけでもない。ここで少しだけ“ライダース・ジャケット”への歩み寄りを意識した。なおかつ、手をズボッと入れて街を歩けば、ちょっと不良な気分に浸れるという特典付きだ。 容量としては、スマホは横でスッポリ、縦だとチョイ顔出し。二日酔い対応推奨飲料三ツ矢サイダーの500mlペットボトルで7割収納、そんな感じだ。 【カフジップ】 デザインソースであるSEDITIONARIES製のオリジナル・ジャケットには無い仕様。ここも“ライダース・ジャケット”への歩み寄りポイント。 バイクや自転車に乗る際の風の侵入防止策として、ファスナーで開閉可能。ジップはボールジップ採用でブリティッ臭が漂う。持ち出しを付ける事でジップが直接肌に触れる事が無く、快適な着心地となり、かつ、長袖を着た場合にジップで挟み込むなどのトラブルも回避する。 カフスの形状においては、英国製ライダース(例:ルイスレザーズ「BLACK ARROW」等)に見られる“剣先カット”を採用した。 【サイド・アジャスター】 ボタンで2段階の調節可能。ま、あんまりここでサイズ調節する人も居ないと思うけど(笑)。 【ボタンとリベット】 元ネタに倣い、同型のパーツを探し、使用した。小さなパーツだが、こういう部分にテンションが上がり、陰茎が硬直してくる。それが男の子の証だ。 【内ポケット装備(左右)】 表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。CDだって余裕のよっちゃん。隠しきれない「かくし色」をも隠す事に性交、もとい成功だ。 【タグ】 言わずもがなのデザイン。オリジナルへの敬意を忘れてはならない。故に敢えての引用。これすなわち「RESPECT & LOVE」である。 以上、ご検討のほどよろしくお願い致します。
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SIMION Leather Jacket Produced by GTG PRODUCTS
¥98,450
SOLD OUT
10月中のご注文で11月末頃の発送となります。よろしくお願い致します。 GTG PRODUCTS The Vintage Garden 西田皮革 共同製作商品 1976 SID VICIOUS STYLE LEATHER JACKET 「SIMON」 2019年、シド・ヴィシャス没後40年、シドが1976年から1977にかけて着用していたレザージャケット(以下「初期シドジャン」)をデザインベースに、これはそのアップデート版である。 その名も「SIMON(サイモン)」。 監修は初期シドジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザだ。 総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。 そして製作は、岐阜〜愛知を拠点とする、信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。 この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「初期シドジャン」がこの世に誕生する。 是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。 「価格」 89,500円(税抜) 98,450円(税込) 「素材」 ヨーロッパ産ホースハイド(馬革) 「なめし」 フル・ベジタブル・タンニング (100%植物なめし) 「サイズ展開」 34,36,38,40 ※ご注文時にご希望のサイズをお選び下さい。 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) ※着用画像 175cm 60kg 36"着用 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ※第一回受注期間9/1~9/15→10月下旬 ※第二回受注期間9/16~9/30→11月中旬 ご入金確認から1ヶ月から1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい) 「ご注文方法」 以下の方法にてご注文下さい。 ・こちらのご注文フォームからご注文。 ・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〜以下、ゲンザテキスト〜 何度でも言う。私は革ジャンが大好きだ。 バイクに乗る時にも革ジャンは着るけど、私にとって革ジャンはバイクウエアではない。じゃあ何か?「反逆者の目印」だ! …そうかな?(笑) 「人を見た目で判断するな」と言う。ツッパった格好しておいて、それは無責任だ。アウトローな見てくれを気取るなら、あくまで「見た目で判断して欲しい、だからこういう格好をしているんだ!」と胸を張って欲しい。そう、革ジャンを着ている理由はそこにある。 この世には無数の革ジャンが存在する。フェイクレザー使用の物まで「革ジャン」と呼ばれるご時世…間口が広まっているのは決して悪い事ではない。 ま、堅苦しい事は抜きにして、この革ジャンを楽しんで頂けたら幸いだ。 「革の質感」 今回、特に意識し目指したのは「革ジャンらしい革ジャン」だ。昨今主流のマットな質感の革ジャンに対するアンチテーゼ…とまでは言わないが、やはり淫靡な光沢、ツヤ感を現代の革ジャン・シーンに提案させて頂きたい。 「背中のはぎ」 オリジナルに倣い、はぎの無い一枚仕立て。これは非常に贅沢な仕様である。分かるかな?動物の革は面積が広くなるほど、傷やシワが入り込んで来る。それを避けて極力広い面積の革を確保するのは至難の技。つまり、これは上質な革である証だ。 「片玉縁ジップポケット」 今まで複数メーカーの初期シドジャンモデルの革ジャンを着てきた。666製、LEWIS LEATHERS製、その他諸々製、B級コピー商品までもだ…。 この革ジャンのデザインの特徴の一つに「身頃に配された4つのポケット」がある。とりわけ、手をズボッと入れられ、かつ、そうする事でちょっと不良な気分に浸れるのが、左右腰に配されたハンド・ウォーマー・ポケットだ。ジップが無い故に、手の出し入れが容易。 しかし、その反面の最大の難点がある。それは「物を落とし易い」だ。すなわち、物を無くし易い。このポケットにタバコ、そして携帯電話を入れていて、気付いたら無くなっていたという人も多いだろう。私もその一人だ。この様に実際着て来た人間による改良こそが、本当の意味での「アップデート」と言えよう。 オリジナルのデザインを踏襲し、かつ弱点をフォローする「片玉縁ジップポケット」は、このSIMONにおける最大の見せ場であり、かつ、何十年にも渡る、世界中のヴィシャス・クローンの悩みが解消される「発明」でもある。 そして、もう一つの難点。それは長年着用を続ける事で、このポケット口は広がってしまう。そして、広がった事でシルエットが丸みを帯びてしまい、全体的に野暮ったいフォルムになってしまう。この「野暮ったいフォルム」も「シド着用時の特徴」とも言えるが、ここは一つ「死ぬまで着られる革ジャン」を目指した上で、シルエットは極力キープすべく、この仕様を採用した。 「長めのサイド・アジャスト・ベルト」 シド着用分のサイズ感は意外と大きい。であるが故か、左右両サイドのアジャストベルトはある程度絞ってあり、その先端が垂れ下がっている。SIMONでは絞らずしてその雰囲気を再現すべく、標準の状態ですでにやや長めにデザインしてある。自然に垂れるのを待つも良し、意図的に癖づけして垂らすも良し、各々のスタンスでお楽しみ頂きたい。 「内ポケット装備(左右)」 表に見える4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、タバコ、ハンカチ、ティッシュペーパー、フリスクなどなど、何でもかんでもブチ込んで欲しい。時にはコンドームを潜ませ、来たるべきチャンスを逃さぬ様にも心掛けたい。そんなアナタを私はzeng-meng的に応援する。 「裏地」 落ち着いた色味のワインカラー生地を採用。一般的にU.K.ライダースには、もう少し明るい赤の裏地が多い。今回この色味を採用した理由は、あくまで「シド着用分」を想定&イメージしたからだ。実際のところ、シド着用分は最終的に裏地ははぎ取られている。流石にそこまで再現するのは商品としてNGだ。別にkang-zeng復刻品を目指している訳でもない。今回のイメージは「元々の明るい赤の裏地だったが、シドが着用する中で、彼の汗、脂、血液といったあらゆるヴィシャス汁が染み込み、経年変化した色」だ。 「ムシ見せ気味の胸ジップポケット」 本来、革ジャンの機能面で言えば、ジップのムシは両玉縁で極力隠れるべきだろう。しかし!しかしだよチミ!ここはひとつシド着用分に倣い、ムシは見せる方向でデザインした。実際のところ、古着ゆえ玉縁がめくれているパターン、そして縫い子のクセで玉縁が離れ気味なパターンなど様々な要因が考えられる。しかし、このSIMONでは意図的にそれを再現してみた。また、見た目的に気付かない程度に少々の角度を付ける事で、物の出し入れがしやすくなっている。 プラス、意外と見落としがちなのがヴィンテージU.K.革ジャン「玉縁周辺のアタリ」だ。このSIMONではそのアタリを再現すべく、玉縁の革を意図的に段違いにした。着込んで行く事により、徐々にアタリが浮き出て来る仕掛けだ。 以上、長文失礼しました(笑)。 よろしくお願いします!
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B•R•M•S a.k.a “BLACK REBEL MIDNIGHT SIMON”
¥120,450
SOLD OUT
以下、プロデューサー、SWEET GEN THE GIGOLOCKライナーノーツより↓ 「漆黒の叛逆者」 SWEET GENE the GIGOLOCKプロデュース革ジャン「SIMON」にスタッズによるカスタマイズを施した「B•R•M•S(BLACK REBEL MIDNIGHT SIMON」の登場だ。 私は初期シドジャンの事を1日30時間、年間400日考えている。そうなってくると、もうこのデザインの革ジャンを見ると、どうしても決まった位置にスタッズを打ちたい衝動にかられてしまう。これはもう「初期シドジャン病」という不治の病だ。 2018年の夏、私はバンドのツアーで名古屋に居た。その際に着用していた革ジャンが、今回の「B•R•M•S」に繋がるとは誰も予想だにしなかった。 その革ジャンとは、666製初期シドジャンに、黒鋲のみでカスタマイズを施した物だった。それを見たThe Vintage Gardenオーナー佐藤隆太氏は大興奮。この時点では私がThe Vintage Gardenを通じて革ジャンをリリースするなんて話は、まだひとかけらも出ていない段階だ。 そして今回の「SIMON」リリースを経て、当然浮上するは「黒鋲打ったヴァージョンを出せないか?」という話。最高のボディー「SIMON」が存在する今、これをやらない理由は無い。はい、決定。 一口に初期シドジャンと言えど、これがクセ者で、時期によりスタッズワークがかなりの変化を遂げて行く。恐らく中でもポピュラーなのは1977年3月10日ヴァージョンだろう。そう、セックス・ピストルズがバッキンガム宮殿前でA&Mとの契約を結んだ、あの時にシドが着ている状態だ。事実、私も最初に自分で初期シドジャンカスタマイズを施した時には、これをコピーした。今回、それはスルー。もっとごく初期の状態にフォーカスした。 「そもそもこの革ジャン、シドはどこから?誰から手に入れたのか?」ズバリ、私には分からない。私が確認出来ている限りで言えば、THE SLITSのヴィヴはシドより先に着ていたと思われる…いや、共有していた時期があり、どっちが先とも言えぬ曖昧な時期があったのかも知れない。何はともあれ、今回はこのあたりの時期のスタッズワークを意識した仕上がりになっている。 よって「初期シドジャンと言えば!」的な左胸の「長方形コニカル」「肩コニカル」は敢えて割愛。 「ハンドウォーマーポケット部」「ベルト部」はまんま採用。プラス「身頃部」においては控え目に。 「控え目+黒鋲」という、初期シドジャン史において最も地味とも言えるカスタマイズだが、逆にそこに潜む無限の可能性を感じずに居られない。このまま着るも良し、自らスタッズを増設して行くも良し。 革ジャン自体のエイジングは実証済み。そこに黒鋲のメッキがはがれ、内側の銀色がのぞいて来るところもまでも想定済み。どうだい?興奮するだろ? GTG PRODUCTS SWEET GENE the GIGOLOCK 「価格」 109,500円(税抜) 120,450円(税込) 「素材」 ヨーロッパ産ホースハイド(馬革) 「なめし」 フル・ベジタブル・タンニング (100%植物なめし) 「サイズ展開」 34,36,38,40 (各寸法はサイズ表をご覧下さい) 「販売方法」 完全受注生産 「納期」 ご入金確認から約1ヶ月半から2ヶ月(多少の前後はご了承下さい) 「注意」 スタッズは手作業により打たれますので、仕上がりは一着一着多少異なります。
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Lewis Leathers SUPER MONZA スーパーモンザ 36"
¥109,000
SOLD OUT
ルイスレザー スーパーモンザ 445 ホースハイド 36"です。 着用回数少なく、目立ったダメージなどほとんど見当たりません。 詳しくは写真ご確認の上、疑問点はご質問ください。 およそのサイズは、肩幅46.5cm 身幅50.5cm 着丈66.5cm 袖丈64cm です。 税込定価¥192,500ですのでお値打ちです。お探しの方、よろしくお願いします。 ※配送は西濃運輸にて行います。
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Lewis Leathers DOMINATOR 551T タイトフィット36"
¥109,000
SOLD OUT
ルイスレザー タイトフィット ドミネーター 36" ホースハイドです。 着用回数少なく、目立ったダメージなどほとんど見当たりません。 詳しくは写真ご確認の上、疑問点はご質問ください。 およそのサイズは、肩幅44cm 身幅50cm 着丈62cm 袖丈64cm です。 税込定価¥190,300ですのでお値打ちです。お探しの方、よろしくお願いします。 ※配送は西濃運輸にて行います。
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La Rocka! Vintage Flying Jacket "Satans Flight"
¥200,000
SOLD OUT
83年のラロッカ、ラムレザー、前パッチなし裏地貫通縫いのフライングジャケット、サタンズフライトです。 ロンドンで当時ジョンソンズで直接購入したイギリス人より譲り受けました。 各部およその寸法は、肩幅53㎝ 身幅56㎝ 袖丈63㎝ 着丈60㎝ です。 ご覧のようにダメージが多く、所々リペアされております。 特に帯の部分は前オーナーにより赤フェルト、文字貼り替えなどがされています。 Satans の最後のSが欠けておりましたので、ジョンソンズ、フライングジャケットの第一人者、NEONに委託し、当時の革質や風合いを考慮の上、作製、縫い付けを行なっております。 脇の部分の裂けも前オーナーにより縫い付け補修が行われていましたが、NEONにより更に当て革補修を行なってもらいました。 あとは各部かぎ裂きが数カ所ありますが、それも裏側から当て革で補修してあります。 この時代のイギリスのラム革はデリケートなものが多くダメージを受けやすいですが、大事に着て頂けばまだまだ着用可能だと思います。 歴史を感じさせる、オーラ溢れる逸品だと思います。 お好きな方にぜひお譲りしたいです。 よろしくお願い致します。 ※ダメージが多数ありますので、各部、気になる箇所などがあれば必ずご質問下さい。できる限りご返答させて頂きます。
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80s Vintage La Rocka! Flying Jacket
¥275,000
SOLD OUT
80年代中期、ラムレザーに切り替わる前の牛革製の非常に珍しいフライングジャケットです。 フロントパッチ、ラロッカのラメタグは初めからないタイプで、文字違い、Jive PilotでなくSky Highです。初期のラロッカ特有の薄いカウレザーでジャケット自体も非常に軽量なのが特徴です。 当時Johnsonsで購入したイギリス人より入手しました。 おおよそのサイズは 肩幅46cm 身幅53cm 袖丈57cm 着丈62cmで、フライングジャケットの中ではかなり小さい方だと思います。 フロントポケット角に破れ、裏地内ポケットに破れとビニールテープによる補修がありますが、リブなどは破損も少なくきれいな方だと思います。ちなみにリブは初期の太ウネの物が使われております。 この年代の物は非常に希少なため、お探しの方はこの機会にぜひいかがでしょうか?
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80s vintage JOHNSONS La Rocka! Waistcoat
¥150,000
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Johnsons ラロッカのバイカーベストです。 初期の薄めの牛革です。 フロントフラップがひとつだけ欠品しておりましたので手持ちのものを襟下につけました。3枚目の写真でご確認下さい。流用ですので若干革質が厚めになっております。 ベルトバックルなども牛刻印のオリジナルです。ベルト部のリベットは打ち直しかも知れませんが6枚目の写真でご確認下さい。 サイズタグはありませんが、おおよその寸法は以下の通りです。 肩幅約51cm 身幅約58cm 着丈約58cm このタイプのベストは希少だと思いますので、お探しの方、何卒よろしくお願いいたします。
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Lewis Leathers Cyclone 441T 38"
¥165,000
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Lewis Leathers Cyclone タイトフィット38インチです。 裏地はレッドコットン、革はカウハイド、牛革で、ロンドンで購入した新品未使用です。 各部およその寸法は、肩幅44cm 身幅51cm 袖丈64cm 着丈64cmです。 5枚目写真の、ロンドン本店購入付属のショップバッグが2種類付属します。 日本での販売価格は税込み186,840円ですので少しお値打ちです。 お探しだった方、この機会にいかがでしょうか?
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70's Highwayman Fringed Leather Jacket
¥86,184
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70年代のビンテージ HIGHWAYMAN レディースフリンジライダースジャケットです。 形はルイスレザーのライトニングタイプ、レディースのフロント合わせですが胸のダーツがないため、普段32インチぐらいをご着用の男性の方ならシルエットを崩さずご着用いただけると思います。 おそらく厚手のラムレザーで、かなり柔らかく、着やすいと思います。年代を考えれば、かなり状態は良い方でしょう。 基本的にハイウェイマンは玉数が少なく、状態の良いものも少ないので、こちらの商品はかなり希少度が高いと思われます。バイクタグもきれいに残っておりますね。 サイズ表記ございませんが、およその各部サイズは肩幅40cm 身幅44cm 袖丈53cm 着丈59cmです。 個人的にはフリンジのままご着用頂きたいですが、切ったり、また専門店で縫い目から取り外したりされてもよろしいかと思います。 パンクファッション、seditionaries、ロッカーズファッション、JOHNSONS、La Rocka!等お好きな方、いかがでしょうか?
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60s Vintage Schott 613 One Star Jacket Brown
¥162,000
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60年代ショットワンスターの茶色です。 黒自体も少ないですが、茶色は更に希少です。(写真では黒っぽく見えますが実際はもう少し明るい茶色です) サイズは40インチ、ダメージは袖口のガゼット部分に若干割れがあるぐらいで、当時の物としてはかなり状態がいいと思います。 各部のおよその寸法は 肩幅50cm 身幅54cm 袖丈59cm 着丈57.5cm です。 この年代の物は現行よりも細身のため、今のサイズでいうとハーフサイズぐらい小さめだと思います。 お探しだった方、いかがでしょうか。 ※高額商品のため、気になる点がございましたら必ずご質問をお願い致します。
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666 UK ツートンライダースジャケット
¥32,400
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ちょっと前の666製、ルイスレザーのライトニングタイプの白黒ツートン版レザージャケットです。 表記サイズは32インチ、およその各部サイズは 肩幅40cm 身幅45cm 袖丈58cm 着丈55cm です。 経年の汚れや傷などございますが、まだまだこれから充分ご着用いただけると思います。 パンクファッション、seditionaries Lewis Leathers JOHNSONS La Rocka! 等お好きな方いかがでしょうか? よろしくお願い致します。