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【Davies(黄色)・2022年7月15日リリース・ゲンザ革ジャン2022】

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〜デイヴィス、この革ジャンをジョニー・サンダース、そして全ての革ジャンキーに捧ぐ〜



2022年7月15日



TEXT by SWEET GENE the GIGOLOCK

(GTG PRODUCTS)



GTG PRODUCTSよりゲンザ革ジャンver.2022の登場。



その名は「Davies(デイヴィス)」。由来は「THE KINKS」。「なぜキンクス?」その疑問の先は貴方自身で調べるのが良いだろう。



遂に、遂にだ。4作目にして遂に「ダブルのライダース」である。1作目「シングル」、2作目「Gジャンタイプ」、3作目「リブジャン」と来て、いよいよオマンを持しての「ダブル」登場。



BiSHが「楽器を持たないパンクバンド」ならば、GTG PRODUCTSは「ダブルを出さない革ジャンブランド」、そんなブランドがあっても良いじゃないか?という、あまのじゃくな気持ちになった事があったのも事実。しかし、革ジャンを企画・デザインする中でダブルを意識しないはずはない。脳内では常に意識、時にデザイン画を描いたりするも、いまいち決定打に欠けていた。



ダブルのライダースをキャンバスと見立てた時、その可能性は無限大。この無限大さが問題なのだ。そう、無限大過ぎるのだ。ポケットの位置、ポケットの数、襟の大きさ、背中の切り替え…これらの組み合わせだけでも、無数に考えられる。そして世の中レベルで考えた時、ダブルのライダースは星の数ほど存在する。言い方を変えれば「無いデザインは無い」くらいのところまで到達しているとも考えられ、そんな中で「純然たるオリジナルデザインのダブルのライダース」を生み出す事は最早不可能では?と思った瞬間もあった。



一旦、話を変えよう。個人的に今まで極端にのめり込んだ2つの革ジャンがある。ひとつが「シドジャン」。ここでのシドジャンとはアノ鋲付きシングル革ジャンを指す。これはゲンザ革ジャン1作目「SIMON」にて、ひとまずの自己完結を迎えた。



もうひとつは「ジョニジャン」。そう、ジョニー・サンダースやハートブレイカーズのメンバー、そしてシド・ヴィシャスまでもが着回したアメリカ製の黒×白2トーン革ジャンだ。(こちらのブランドはほぼ解明済みだが、ここでは割愛。)こちらにおいてはパンクショップ「666」勤務時に商品化し、幾度もリニューアルを繰り返した。更には2015年、ジョニー・サンダースの映画「LOOKING FOR JOHNNY」公開に合わせコラボレーション商品としてkang-zeng復刻モデルがBLACK MEANSによって製作され、高円寺FUUDOBRAINより発売された。こちらは高円寺フウドブレイン・タケシ氏の要請により、私ゲンザは総指揮艦長(アドバイザー)を務め、細かな仕様等を伝え、商品化に関わった。これによって「ジョニジャン」も自己完結を迎えた。



ここでふと、ある事実に気付く。「2022年は1952年生まれのジョニー・サンダースが生きていれば70歳」というある種のアニバーサリー・イヤー。「ジョニー・サンダース・トリビュート革ジャン」というアプローチが閃いた。ミュージシャンが曲をカヴァーする事でトリビュートする事は多い。ここは一つ、革ジャニストとして革ジャンでトリビュートしたいと思い立った。(私ゲンザ、自分がバンドマンである事も忘れてはいませんよ。苦笑)



ジョニジャンにおいても自己完結した旨は前述の通りだが、それは「復刻品」としての自己完結。今回の企画とは決定的に趣旨が異なる。



ジョニー・サンダースは革ジャン好きであった感が強い。ニューヨーク・ドールズ期、ハート・ブレイカーズ期、ソロ期といつの時代も彼は様々な革ジャンを着ていた。黒×白2トーン革ジャン以外で個人的に思い入れが強いのが、ハート・ブレイカーズ期に着用していた赤の「LEWIS LEATHERS #441 CYCLONE」だ。小柄なジョニーはそのレディースモデルを黒の革パンに合わせており、何ともカッコいいのである。ちなみにプリテンダーズのクリッシー・ハインドはメンズの赤サイクロンを着用し、これまたCOOL。



じゃあ「ジョニー・サンダース・トリビュート革ジャン」のデザインはどうするのか?答えは出た。「黒×白2トーン革ジャン(米)とCYCLONE(英)を融合させる」のだ。答えは出たが、それを形にするのは非常に難しい。更に言えば、現代のLEWIS LEATHERS人気を決定づけたCYCLONE、そのデザインはダブルの革ジャンの中でもシンプルな部類であり、完成形とも言える。それを下手にいじる事は極めて危険な行為である。事実、世の中にはCYCLONEモチーフの革ジャンが多く存在し、中には「アイタタタタ…」という「やってもうた系」な一着に仕上がっている物が多いのも事実。ただ、そこにも需要と供給が成り立っているのだから、第三者がどうこう言える物ではない。あくまで自分が作り出す革ジャンがそうならなければ良い、ただそれだけの話だ。



過去に私自身「LEWIS LEATHERS #441 CYCLONE」を所有/着用していた。666の同タイプモデル「LJM-8」、その他各メーカーの近似モデルも然り。前述の通り、このデザインは完成形でいじり様が無いのも事実だが「もし自分がデザインするなら、こうしたい。」と言う欲求があったのも事実。その欲求をもこの「Davies(デイヴィス)」にぶつける次第である。



そう、これは「トゥー・マッチ・革ジャンキー・ビジネス」だ。



今回、強く意識したのは「究極の米英折衷革ジャン」。ライダースジャケットの歴史を振り返ると、基本的には「まずアメリカ製ありきで、後にイギリスに飛び火。イギリスのテイストが盛り込まれたライダースジャケットが誕生する」流れとなる。そこから長い月日が過ぎ、今更私が言うまでも無い事だが「イギリス製革ジャン」は確固たる地位を築き、現代の日本国内において、特にファッション寄りの現状で言えば「ライダースと言えばイギリス製」と言っても過言ではない。



フロントフラップの留めは「横一列に3個並んだドットボタン」。英国流を気取るなら、ここは「縦に2個」がお約束。「横一列に3個」これはBucoの名品「JH-1」の流れを汲む米テイスト。だが、英パンクロック的観点からすると、THE DAMNEDのDAVE VANIANが初期に良く着用していたシングルのレザージャケットの裾フロント部とリンクする。また、ネオロカビリー的観点からすると、STRAY CATSのBRIAN SETZERが着用したアメリカ製のダブルのライダースのフロントベルト部にもリンクする。すなわちロックンロール以外の何者でもない仕様なのである。



エポレットの有無。これは悩ましい。質実剛健なアメリカ製革ジャンには多く見られるベーシックな仕様ながらも。肩がいかつく見える要因となり、ややスタイリッシュさを損なう恐れがある。ただジョニジャンを踏襲する上で外せないディテールである事も事実。閃いた。実際にエポレットを装備するのでは無く「エポレットに見える切り替え」にするのだ。これでこの箇所に白レザーを配する事も可能となる。もはや発明だ。



上襟の大きさに注目して頂きたい。かなり小さ目である。もちろん大きな襟をバチッ!と立てた状態もカッコいい。ただ、やはりちょっと大袈裟な感じは否めない。パンクの影響下で英国製ライダースを着る人の多くが、上襟に折り目を付け、小ぶりな襟が立っている様な雰囲気にする。俗に言う「クラッシュ折り」というヤツだ。私はこの呼び方が嫌いだ。別にこの折り方が嫌いな訳ではない。呼び方が嫌いなのだ。推測しよう。クラッシュのメンバーが着用していたいわゆるロンジャンは古着。襟を立てるも最早革に張りが無く立たない。襟を立てる→寝る...その繰り返しで無意識のうちに折り目、クセが付き、アノ状態になったのかと思われる。それをまるで「クラッシュのメンバーが意図的に付けた折り目」かのごとく「クラッシュ折り」と呼ぶのに違和感があり、嫌いなのだ。話がそれたが、立たせて良し、寝せて良しのベストな上襟の大きさを導き出した。それが、この大きさである。また、黒レザーにおいては裏襟は革を裁ち切りにする事で、芯の茶がのぞく。他にサイドアジャスター、フロントフラップの裏革も裁ち切り仕様である。



…と色々書き連ねて来たが、あんまり深く考えず、この究極の米英折衷革ジャン「Davies(デイヴィス)」を着用し、ジョニー・サンダースのレコードでも聴きながら、彼を偲ぼうではないか、世界中の兄弟達よ。



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GTG PRODUCTS

The Vintage Garden

西田皮革

共同製作商品



JOHNNY THUNDERS TRIBUTE RIDERS JACKET

「DAVIES(デイヴィス)」



監修は革ジャンの事を1日30時間、年間400日考えている男、GTG PRODUCTSのSWEET GENE the GIGOLOCK、通称ゲンザ。



総合窓口は名古屋屈指、いや全国レベルで見てもこんなワクワクする品揃えは唯一無二、ヴィンテージ U.K.ロックアイテム取り扱いショップ「The Vintage Garden」。



そして製作は、愛知を拠点とする信頼と実績のレザー工房、あの「西田皮革」が担当。言うまでもなくMADE IN JAPAN、絶対的品質を約束する。



この東名3組「がっぷり三つ巴」による共同製作により、究極の「米英折衷革ジャン」がこの世に誕生する。



是非、手に取ってその品質、着心地、実用性を確認して頂きたい。



「価格」



99,800円(税抜)109,780円(税込)



黒 × オフホワイト2トーン

109,000円(税抜)119,900円(税込)



イエロー

113,500円(税抜)124,850円(税込)



「素材」

黒:国産カウハイド(牛革)



「なめし」

黒:クロムなめし



「仕上げ」

黒:茶芯仕上げ



「サイズ展開」

34,36,38,40

(各寸法はサイズ表をご覧下さい)



「販売方法」

完全受注生産



「納期」

ご入金確認から1ヶ月〜1ヶ月半(多少の前後はご了承下さい)



「ご注文方法」

以下の方法にてご注文下さい。

・こちらのご注文フォームからご注文。

・名古屋The Vintage Garden店頭にて直接。



「お支払い方法」

銀行振込のほか、分割払いなども対応可能です。ご注文後にこちらから諸々ご案内致します。



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〜ディテール解説〜



【革(ブラック)】

国産の原皮を国内(姫路)でなめした“純国産”の牛革を使用。クロムなめし。



特筆すべきは、既製品の革ではなく、GTG PRODUCTS用に仕立てた革であるという点。2020年リリース「BRIX」から採用され、GTG PRODUCTSのスタンダード・マテリアルとして確固たる存在を築き上げている。



適度な厚みにより強度を保ちながらも「革ジャンを着ている感」を損なわないギリギリのラインをキープしている。



この革の持つツヤ感、この淫靡な光沢こそがロックンロールだ。



そして更に“茶芯”での仕上げを指定し、着込んでいった時に擦れて芯の茶色がのぞいて来るという、経年変化もお楽しみ頂けること必至。



【革(黒×オフホワイト2トーン)】

外せない。外す訳がない。「HEARTBRAKE 2TONE」...そう、ジョニー・サンダースは言うまでもなく、ジェリー・ノーラン、ビリー・ラス、ウォルター・ルーの4名、THE HEART BRAKERSのメンバー全員、そしてシド・ヴィシャスまでもが着用したアノ革ジャンへのオマージュ・カラーである。



ちなみにウォルター・ルーが着用する写真や動画は極端に少ない。一時は「着た事、無かったのでは?」とすら思っていたくらいだったが、証拠がわずかに存在。で、2019年11月17日、運良くウォルター・ルーとの共演を果たした私は、直接hong-ningに質問をぶつけた。「(スマホでジョニーやシドの写真を見せながら)ジョニー、ビリー、ジェリー、そしてシド。あなたが着ている写真が少ないのは何故?」この問いに対してのルーの回答、それは...「(あの革ジャン)小さかったんだ...」だった(笑)。長年の疑問が一瞬に解けると同時に、ちょっと笑ってしまった。確かに、ジョニーでジャスト、シドでツンツルテン、ルーなら...と言うオチであった。



最も気を配ったのが「白の配置」、すなわち「白の分量」。基本はジョニジャンを意識しつつ、この「Davies(デイヴィス)」に合う様に調整。結果、どうなったか?はい「革ジャン史上最強の黒×白2トーン革ジャンの誕生」となった。



良く耳にするのが、黒×白2トーン革ジャンは「着る人を選ぶ」「自分には似合わない」と言う言葉だ。もしそれが「着てみたい」と言う気持ちはあるのに躊躇しているのなら、そんな方にこそこの黒×白2トーンDaviesの袖を通して頂きたい。アナタの革ジャン人生の新たな扉を開けてくれる。



【革(イエロー)】

突拍子も無くラインナップされた印象を受けるかも知れない「TV YELLOW」。けど、この色名でお気付きだろう。そう、ジョニーを象徴するギター「GIBSON レスポール・ジュニア」からの引用である。ギターの色を革ジャンに持ち込む発想はゲンザならでは(自分で言うな)。ただ、U.K.ライダースの歴史においてカラーレザーは多く存在し、その一つにイエローもあったのは事実。至極当然なラインナップとも言える。裏地のダークブラウンはピックガードを意識。もはや完璧(自分で言うなagain)。



また個人的にイエローの革ジャンを所有していなかった為、単純に欲しかった事もあり1stサンプルはイエローで製作し、2021年12月からモニター着用している次第。やはり、カラー革ジャンは着込んでナンボの感が強い。



一見派手な印象を受けるかも知れないが、実際に私が着用している状態で会った多くの人が口にするのが「黄色、良いね。」である。SNS等で見ていた物が目の前に現れ、現物を見た真実のリアクションである。更に次のステップとして試着してもらうと、高確率で欲しくなっていたのも事実。そう、着ると想像以上にシックリ来る、そんな魔法の一着である。



【革(黒)】

当然だが、基本中の基本。これは直接的にはジョニー感は無いかも知れないが、言うまでもなくラインナップする。



【黄色革ジャンの裏地】

ブラウン。これはジョニー・サンダースが愛用したギター「GIBSON・レスポールJr. TVスペシャル」のピックガードのべっ甲色を意識している。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。



【黒、黒白革ジャンの裏地】

ピンク。これは世界的名盤「L.A.M.F.」の文字のピンクに由来する。写真では分かりづらいかも知れないが、細いストライプ柄が入った激シヴ生地。



【背中のパネル切り替え】

肩ヨークとキドニーパッドの切り替えに関してはジョニジャン(黒白2トーン米国製革ジャン)の上下3分割を踏襲。



【両玉縁ジップポケット(左胸・左右腰)】

ボールジップを使用した両玉縁ジップポケットは、U.K.ライダースを代表するディテール。ブリティッ臭pung-pungだ。



【右胸ポケット】

ゲンザ革ジャン2019年モデル「SIMON」で多くの革ジャン愛好家から称賛を浴びた「片玉縁ボールジップ付ポケット」を採用。手をズボッと入れられ、かつ、そうする事でちょっと不良な気分に浸れると言う特典付き。また、ジップ付きにする事により「物を落としづらい」と言う実用性も兼ね備えた究極のポケットである。そして、単なる玉縁ポケットでは長年着用を続ける事でポケット口が広がりシルエットが崩れると言うnang-teng(難点)もジップ付にする事で難なくクリア。「死ぬまでカッコよく着られる革ジャン」となる。気分的にはモデルガンでも突っ込んでおきたいところだが、それで職務質問を受けたとしても当社は一切の責任を問わない。「心の銃」にとどめるか?はたまた「肉ライフル」を撃ちまくるか?何なら「肉ヌンチャク」を振り回すか?それはアナタ次第だ...すみません、取り乱しました。



【ポケットの袋布】

「黒」「黒×オフホワイト2トーン」にはベージュに白の水玉生地、「黄色」には赤に白の水玉生地を採用。言わずもがな、ジョニーの衣装インスパイア系。分かるよね?もう、これ以上、俺に言わせないでくれ…。



【袖ジップ】

ガゼット(マチ)を排除し、袖まくりがしやすく、リストバンドやブレスレット等が露出しやすいパンキーかつセクシーな仕様。持ち出しを装備する事でジップ(金属)が直接手首(肌)に当たる事を回避し、着心地も重視した。



【内ポケット装備(左右)】

表に存在する4つのポケット以外に、内ポケットを2個装備。現代社会の必需品であるスマホ/携帯電話はもとより、長財布も楽々収納。DVDだって余裕のよっちゃん、僕ゲンちゃん。



【タグ】

この「Davies」の為だけに用意されたタグ。全くもって贅沢な一着なのである。MADE IN JAPAN、純日本製である。

124,850円

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